2026年01月30日(金)

コラム・エッセイ

No.96 私の珍名さん物語3・松任谷も宇多田も財満も佐々も宇喜多も本庶も幸徳も孫も…私のロマンである

独善・独言

 私の珍名話しの最終である。

 ㊀松任谷由美㋼は結婚して荒井から改姓した。芸名のままで通用する、なぜとAIに訊いた。『改姓には作曲家の夫と再出発しようという強い意志があった。自身を常に刷新しようとする姿勢の表われだ」とベタホメである。また、本紙『季節の中で』西﨑博史氏は『激動の時代を見つめて歌い続けるユーミン。人々の揺れる心情に寄り添って今も魅了し続けます』と賞賛されている…スゴイ。

 「松任」とは風雪に耐え時節を待つ意であるという。私の一番「春よ来い」はまさにそれである。

 ㊁宇多田家㋨の一部は毛利藩が防長2国に縮減される際に武士余剰のためにはじかれて帰農した。阿東町藤木という山間の地を開拓したのであろう、今は屋敷跡も含めて立派な田んぼが残る。藤圭子と宇多田ヒカルはこの地でこの風景を眺めて何を感じたであろうか。

 ㊂この宇多田一族同様安芸一円から関が原後長州に移住してきた名族一覧がB表である。彼らは我が家の軌跡を今日まで代々どう言い伝えてきたのか…そのなかで一話し。

 財満寛氏㋔とは山口銀行徳山支店長時代にお付き合いいただいた。先祖は現在の東広島市の有力な豪族であったと聞く。そのお人なりや風情は一族のヒストリーを納得させる。

 下松市の郷土史家田村悌夫氏他が3年前に発刊された「長州藩初代藩主毛利秀就公誕生の真実追及」には、宇部市小野在の財満一族が極秘に秀就をかくまって藩主擁立に功があったことが書かれている。私はこの本を財満氏に進呈した。

 ㊃歴史上で二姓。信長配下の佐々成正㋗は最後は自刃を迫られ家は断絶した。そして400年後「あさま山荘事件」で指揮をとったのが「内閣安全保障室長」の佐々淳行という末裔であった。彼が事件解決時に発した『始まったことで終わらないものはない』は私の危機管理のベーシックコンセプトになる。辛いときは目先の課題をひとつひとつ誠実にかつ全力で対応することでトラブルや悩みはいつか解消すると解釈した。

 さらに通常の対応のなかでも…たとえば“百本ノック”の際には次の一球のみに“草刈り作業”のときには次の一振りのみに集中していればいつかは終わると…少し解釈の飛躍がヒドイが…ともかくこのことばは私の宝ものになった。

 ㊄30年前、岡山県の知人に「浮田」さんががいた。彼の先祖はあの宇喜多秀家㋳に連なるという。関が原以降謀反人となった一族は、宇喜多を名乗ることをはばかり浮田姓に改姓したという切ない話である。

 珍名でも本庶佑氏㋮のようにノーベル賞受賞という慶事ならともかく、たとえば大逆事件の幸徳秋水㋳と同姓であれば当時の社会では大変な圧迫になったであろう。(大逆事件の是非はこの際スルーする)。珍名さんも良いことばかりではない。

 ㊅一字苗字で一姓。孫正義㋫氏は日本に愛着をもち帰化したが、自身のルーツとアイデンティティをおもんばかり民族姓にしたという。若い頃からの世界に通用する人間になりたいとのフツーでない努力は佐野眞一著の「あんぽん」に詳しい。

 彼や稲盛和夫、大前研一、柳井正、山中伸弥、橋下徹などが出自に関係なくオピニオンリーダーになっていることが、戦後民主主義成熟の証左であると私は誇らしく観ている。「日本人孫正義」の今後に注目したい。

 珍名だからこそ突き刺さったかもしれない㋑から㋫まで32姓の“私のこだわりのロマン話し”…皆さまのお話も拝聴したくなる。

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