コラム・エッセイ
]No.104 我々はこんなアリガタイ街に住んでいたのだ。住みよさランキングを通じて認識させられるアレコレ
独善・独言東洋経済新報社が毎年発行している「住みよさランキング」に触れる。これは同社が選んだ20の指標をもとにランク付けをしたもの…本稿では812市区のうち上位10%の80位以内の順位⇒5段階評価の5⇒“優ランク”の指標を中心に紹介したい。その意図は『住みよさに実感がない』という評価への反論である。
㊀今回一番の注目は総合順位トップ80位内に県内13市中5市がランクされたこと。過去なかったことであろう。5市以上が優ランクであるいわば“住みやすい県”4県に入っているのである(B表)。また、県13市の平均順位は240位であり、岡山県469位、広島県436位、福岡県609位と比較しても断違いなのである。それにも関わらず県の3年前世帯数増減率全国ワースト3である情けなさ。なぜそうなる。
㊁C表は20指標のうち注目した9指標を取上げている。そのなかで一番は光市の「㋑気候」である。この項目は気温や降雨量、日照時間をもとに算出されているが、光市の日照時間はナント全国37位である。上位には静岡県や高知県のそれらしい市が名を連ねているなかにあってである。さすが“ひかり市”…3市が合併することがあれば市名は「光市」を推したい(が余分なことかもしれない)。周南市から岩国市までの5市の日照時間の平均順位は80位である。あふれる太陽下で生活している認識はあったか。
㊂光市でもうひとつ。㋦「人口当り刑法犯認知件数」46位に興味をもった。県単位でみると47県中7位というではないか。同様、交通事故件数も全県15位と優良である。ぼんやりとした思いはあったがここまで安全な県であったのか。県民の健やかさ、警察、自治体の努力を讃えたい。
㊃周南市、光市の㋬の「人口当り法人市民税收」の優位にはそこまでかと驚く。主要企業だけでなく、そのすそ野の広さ、強さを再認識する。周南市はD表㋾の人口当りの地方税收も全国トップレベルにある。人口そのものは全国205位の中位都市であるにも関わらずである。周南コンビートの歴史と矜持を感じている。
㊄もうひとつ強調したいのは㋸の財政健全度順位である。3市とも㋸のとおり300位以内、いわば“良ランク”にある。この財政健全度は財政力指数、経常収支比率ほか20の指標の元にランク付けした東洋経済新報社独自のもので相当説得力がある項目と受け止める。国にカネがない今後は自治体運営=市民サービスは各市のフトコロ具合に左右される。
㊅最後は市民として下松市の8位を素直に喜びたい。なかでも㋩や㋕の年少人口指標の優位に注目する。議員活動を通じて少子化施策のいくらかは把握してきたが、ここまで上位にランクされることに正直実感がない。住みやすい→若い人が集まる→子どもが増える→住みよさランクがあがる…そのような好循環なのであろう。誇らしさがあふれてくる。
…どうでしょうか。

