2026年04月13日(月)

コラム・エッセイ

No.112 WBC…Netflixの例をみない超常識の囲い込投資は成功するか あの○○ポーズや雄叫びは見苦しい

独善・独言

 様々期待を裏切ったWBC…以下偏った感想を述べたい。

 ㊀大谷は前回以上にスーパーヒーローとして注目が集中した。英雄、希望の星…「天下人」と云える存在かもしれない。A表に戦後の超超ヒーローを並べてみた。多くの国民がその話題になればニコニコ顔になるという人物のなかでも一番といえないか。前稿で「学は大谷翔平めざすは大谷翔平」と記したが、今年も彼が野球を通じてその人間力を我々に示してくれるのを楽しみにしている。

 ㊁話題はNetflixの放送権の独占であった。日経新聞は150億円の投資も早い時期に回収できる試算もあると報じていたが、短期解約リスクはどの程度になるか。私は昨春西京銀行が展開した新規契約100万円に対して5万円をプレゼントする顧客囲い込み戦略を思い出す。西京は超常識の試みは成功したとしているが、今回の収支はどうなる…この大型先行投資の先例となる成否に興味深く注目している。私は国民の観る権利がどうこうとか、国が国民の楽しみを確保しなければならないとかの報道には組しないが、やはりラジオ中継では物足らなかった…クソッ。

 ㊂井端采配に関しては様々な論評があるが正解はないので置く。私は編成に関してふたつ不満がある。
 ひとつは捕手に平均年齢33歳の3人を選択したこと。昨今捕手に求めらる役目は巨人の甲斐拓也選手に代表されるキャッチング力や配給力ばかりで打力を軽視していないか。今回の3人の生涯打率の単純平均は2割3分2厘…捕手であるからこそ許されるレベルの情けない数値である。

 巨人の岸田、DeNAの山本、日ハムの田宮など一人ぐらいは20代の打力もあって次のステージにも期待ができる選手をなぜ選ばなかったのか。捕手ではなく保守ではないか。

 近藤が打てなかったから言うのではないが、前回も今回も外野で選ぶ一番は阪神の近本だと思う。近藤の出塁率が高いことが選定理由なのはわかる。 しかし、面白いデーターがB表である。二人には出塁率に大差があるが得点数を全打席数で割った仮称「得点率」は近本が上。なぜそうなるか。足が違う。盗塁率(盗塁数÷打席数)が大幅に上回っている。近本が出塁する→投手は彼の足を警戒する→打者への注意が緩慢になる→打者は打ちやすくなる→近本の得点が増える…近本の足は得点を呼ぶのである。二人の守備力は比べようもない。なぜ近本を選ばなかった。

 ㊃大リーガー5人が喝采を浴びたが国内にスラッガーがいなくなった。過去本塁打や打点王になった打者は20歳代の牧秀悟、佐藤輝明以外皆33歳以上になってしまった(C表)。小技得意の選手はいてもパワーヒッターは見当たらない…サビシイ。

 ㊄前回ヌートバーという名ばかりの選手がやり始めた“○○ポーズ”。今回も子どもたちがマネをすると思うとバカバカしくなる。しかし、もっと憂鬱なのは“雄叫び”である。ベンチや観客席が熱狂するのは自然な発露であろうが、打った本人が、投げ勝った本人が派手なガッツポーズをすることは正しいのか。

 卓球の国際ゲームは見苦しい。点が入るごとに“ウォー”と叫んでいる。子どもの頃から活躍したあの女子選手から始まっていないか。

 張本勲はこのような行為を『相手の尊厳を傷つける、日本人らしい謙虚さがない』と警鐘を鳴らし続けた。確かに大相撲の世界ではこぶしも固めないし、弓道でも同様らしい。

 私がどのように主張しても、何にもなるまい。せめて甲子園の高校野球で○○ポーズが流行らないようにお願したいが

…どうでしょうか。

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