コラム・エッセイ
10 ― RISING HALL ―
ライブハウスと私 兵頭尚吾前回の続き。
2014年11月3日、日本のロックシーンを牽引する「UNISON SQUARE GARDEN」によるプレオープンのこけら落としで産声を上げ、11月14日には『RISING HALL』として正式にOPEN。
ここで一つ余談を。
その時のイベントに出演してくれたバンドの一組は、今や世界に通用するアーティスト「YOASOBI」のコンポーザーAyaseが組んでいたバンド。
彼は今でも帰郷したタイミングで顔を覗かし、変わらず一緒にお酒を飲んでくれる間柄。
日本武道館に招待してもらい、終演後のステージ上で泣きながら抱き合った。
あの瞬間は一生の宝物になった。
話は戻り、RISING HALLではriseのOPEN当初と同様、「埋まらないカレンダー」と睨めっこしながら過ごす日々が始まった。
普段は決して人通りが多いとは言えない商店街に、ライブめがけて長蛇の列が出来る。
この「非日常空間」が街に経済効果を生むきっかけになると信じ、日本のライブシーンの第一線で活躍している数々のアーティストにオファーを出し続けた。
SUPER BEAVER/Saucy Dog/BiSH/MAN WITH A MISSION/ザ・クロマニヨンズ等の他にも
沢山のアーティストがこのライブハウスに出演。
県外でしか見られないアーティストが山口県に来てくれる時代が到来した。
入口階段にある多くのサインがそれを物語る。
もっともっとライブが増えれば、街中で楽器を持つ少年少女たちもきっと増えてくる。
ライブハウスは原石の宝庫なんだって気づいてくれる人が沢山増えるはず。
2019年の夏頃には、2020年のライブの予定もぎっしりと入り、両店舗とも土日に空き日は無く、平日にも多くの予約が入り始める。
riseのOPENから10年以上経過してしまったが、
山口県で音楽ビジネスが成り立つことを証明出来る状況になってきた。
しかし…
2020年2月末日
予定されていた2020年3月スケジュールが殆ど無くなった。
そして、2020年4月。
緊急事態宣言の発令に伴い、1日も営業が出来なくなった。
次回は その後の話を
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