コラム・エッセイ
社会、文化活動支援
翠流▼周南市文化会館では公演などの中止が続いている。その結果、講座や練習に使われる練習室などは埋まってきているが、大ホールはずっと空いたままだ。美術博物館も7月10日から9月13日まで予定されていた「ダヤンと不思議な劇場」展に続き、市美展も中止になった。
▼一方、市の主催行事の判断指針では、8月1日になれば「新しい生活様式などに基づく適切な感染防止策」を条件に、屋内、屋外とも人数の上限がなくなり、全国的、広域的な人の移動が見込まれる行事も開催できる。
▼屋内では収容率50%、屋外だと十分な間隔(できれば2メートル)の要件は残るが「自粛」から大きく踏み出すことになる。東京などでは感染が広がり不安はあるが、重症者は少なく、病床も確保されている。
▼山口県でも重症用が102床、中等〜軽症用が321床で、そのほか軽症者などの宿泊施設も638室用意されている。緊急事態宣言直前のころとは状況が変わってきている。
▼文化などの活動再開支援にもう一歩踏み込んでほしい。例えば大ホールや美術博物館の使用料を無料にできないだろうか。新たに予算を付ける必要もなく、文化関係者への激励になる。
▼人が動けば経済の活性化にも寄与できる。高校生のスポーツ大会も始まった。宇部市ではコミュニティ活動に対しても「新しい生活様式」の考え方を取り入れた場合の助成金を用意した。文化、社会活動へ背中を押す時期に来ている。(延安)
