コラム・エッセイ
コロナに負けない人権標語
翠流▼周南市役所のシビック交流センター2階の廊下の壁に岐陽中生の「コロナに負けない人権標語」が張り出されている。地域貢献として短かった夏休みのあとから掲示を始めた。隣には「コミスクだより岐陽魂」もある。
▼「差別する 人の心に エタノール」(2年、佐藤優月)▽「最大の 敵はウイルス 人じゃない」(3年、清水彩未)▽「対策は マスクと距離と 思いやり」(3年、浦上陽咲)▽「コロナ禍で 今試される 人間力」(3年 赤川達哉)▽「八割減 いたわる心は 八割増」(3年、上田煌大)▽「考えよう あなたの言葉が 感染源」(3年、武居賢吾)▽「離れても みんなの気持ち 同じ場所」(1年、佐々木伶)▽「防ぐのは ウイルスそして 差別の芽」(2年、牧莉緒)▽「ウワサより 三密さけて 人避けない」(2年、高松良輔)=敬称略。
▼簡潔な言葉で新型コロナウイルスの感染者や医療従事者、その関係者に対する差別、中傷をなくし、人を思いやる心を持とうと呼びかけて人の心に響く作品ばかりだ。これを校内だけでなく、市民にも見てもらおうという発想と実行する力。未来に向けて心強く感じた。
▼感染拡大に加え、経済の落ち込み、日常生活や東京五輪まで延期になる社会の大変動。感染しなくても体も心もおかしくなってしまいそうな状況だ。その中、同市の各地で収束を祈って打ち上げられた「STAY HOME 花火」も29日の鹿野地区だけになった。明日は今日よりよくなると信じたい。(延安)
