コラム・エッセイ
最後の1日まで
翠流▼緊急事態宣言は解除されたが、各地で感染拡大が続いている。経済への影響は大企業から個人事業者まで、とどまるところを知らない。国も県も市も異例の支援策を打ち出しているが、必要とする人のもとにはまだ十分に届いてない。休業から廃業する店や事業所も出てきた。
▼そんな中、周南市議選が終わった。選挙は民主主義の根幹。安易に先延ばしはできない。33人が立候補して30人が当選し、新人議員も6人が誕生した。
▼任期は20日から始まる。選挙を終えてから2週間は現在の議員の任期中だ。その間、議会や委員会が開かれる予定はない。しかし、新型コロナウイルス対策や、先月、大学から将来像などの報告書が提出された徳山大学の公立化は新しい議員の任期を待たずに審議してほしい問題だ。
▼新しい任期が始まっても、人事などが決まって新議会がスタートするのは6月定例会。もし、何もしなければ、この未曾有の事態に周南市議会は1カ月間の空白期間を持つことになる。選挙期間の1週間は仕方がないが、1カ月にする必要はない。
▼期末手当を受け取り、最後の1日まで報酬を受け取るからというわけではない。市民が困難な状態にある今こそ、市民に選ばれた議員の出番。19日の任期切れまで10日間ほどではあるが、引退する議員も含め今こそ、議員の使命を思う存分に果たしてほしい。それでなくてはせっかく、政治の道を志して市民に選ばれて議員の地位についたかいがないではないか。(延安)
