コラム・エッセイ
中心市街地活性化
翠流▼周南市の徳山駅周辺整備事業が全日本建設技術協会の全建賞に続き、都市景観大賞の優秀賞を受賞した。7月15日朝には「徳山あちこちクリーンプロジェクト」による駅周辺や商店街の清掃があった。毎月1回開いて今回で20回目になった。
▼徳山駅周辺整備は郊外型の大型店が出店し、商店街から大型店が撤退した20数年前からの課題。衰退を止め、新しい街づくりへ、試行錯誤も含めて行政、民間が一緒になって進めてきた取り組みが全国的に評価されることになった。
▼今や、周南市の中心市街地は地方都市再生のトップランナーの一つ。その特色は建物などハード面にとどまらず、商店街の若手や建築士会、街づくりに携わるたくさんの市民によるソフト事業。徳山あちこちクリーンプロジェクトはそれを象徴する事業の一つだ。
▼これから冬のツリーまつりまで、例年なら毎週のように大規模なイベントが続く季節だが、新型コロナウイルスの影響でほとんどが中止になった。しかし、負けてはいない。先日は周南料飲組合が中心になって「周南駅近弁」がオープンした。8月8日(土)には小規模なイベントを合同で開く計画もある。
▼もう少し自信を持っていいのではないか。1650年に徳山藩の藩邸ができて以来の400年近い栄枯盛衰の街の歴史を振りかえる必要もない。どんな苦境も乗り越えられることは市民が知っている。なぜなら今、実現しつつあるのだから。自分たちの手で誇りとなる新しい街を創ろうではないか。(延安)
