コラム・エッセイ
新型コロナの陰で
翠流▼あのマスク騒動は何だったんだろうかと思いたくなるほど、マスクが手に入りやすくなった。しかしマスク不足は「いつの間にか」「自然に」解消したのではない。市民はマスクを手作りし、マスクメーカーやこれまで製造していなかった企業までも製造に努め、輸入を促進し、政府は無料で全国民にマスクを配布した。それぞれの立場で懸命の努力の結果だ。
▼2020年は新型コロナウイルスの年として記憶されることだろう。この数日、県内では感染者がなく、全国的にも少なくなっているが、経済は落ち込み、イベントは中止。周南でも10、11月に予定されていた光まつり、永源山公園ゆめ風車まつり、かのふるさとまつり、周南ふるさとふれあい物産展など大きなイベントはほとんどが中止になっている。
▼一方で感染自体の収束は見えないが、治療方法や治療薬、ワクチンの開発は進む。半年後、1年後には社会情勢はさらに大きく変化している。いい方向に向かっているはずだ。
▼新型コロナ騒動の陰で目立たないが、今後に向けた動きも見え始めた。例えば周南市。徳山駅前再開発、シティプロモーション、徳山大学公立化、徳山開港100年記念事業、鹿野、新南陽総合支所の整備などが動き始めている。
▼政府も首相が交替し、菅義偉首相が誕生した。新内閣の顔ぶれは留任やおなじみの顔も多いが、8年続いた安倍政権からの変化が期待されている。今一度、地域は、日本はどこへ進もうとしているのか確かめたい。(延安)
