コラム・エッセイ
収束への祈り
翠流▼新型コロナウイルスとどう付き合えばいいのか、試行錯誤が続いている。GoToキャンペーンが東京でも展開される一方、自粛、中止の知らせも続いている。大きなイベントだけでなく、地域のスポーツ大会なども中止になっている。
▼先日は平家の落人伝説に由来し、6年に一度、周南市の須金と岩国市錦町向畑で交互に一族を招きあう「廣實(ひろざね)申し」を1年延期するという連絡があった。
▼丁寧に封書での知らせだが、東京、大阪からの参加者もあることから、ワクチンの開発状況を見て来年の開催日を決めるという。何百年も前から続き、夜を徹して山盛りのご飯を食べ続ける“奇祭〟とも言われる伝統行事。来年こそ、開ける状況になってほしい。
▼戸田地区コミュニティ推進協議会は戸田小の児童152人と桜田幼稚園の園児37人に手持ち花火と妖怪「アマビエ」の缶バッジを配った。
▼東京の隅田川の花火大会が疫病の収束が収まることを祈って始まったことにちなんで全国で花火を打ち上げる活動が広がり、周南市の各地区でも夏の夜空を彩った。今度は各家庭で楽しんでもらおうと手持ち花火にした。
▼アマビエは今回の新型コロナ騒動で有名になった妖怪。3本足でくちばしがあり、「病が流行したら私の絵を人々に見せなさい」と言い残して海に消えたと言われているが、この缶バッジを子どもたちに配った大人たちの願いが通じ、感染の予防、収束につながることだろう。(延安)
