コラム・エッセイ
春風と一緒に
翠流▼今年もJAの「菜さい来んさい!」など産直の店に葉わさびがたくさん並んでいた。わさびの産地ならではの、この季節だけの味。食べ方は温めて冷水にさらしてしょう油などで味付けをするだけなのだが、この温める時の温度が70度から80度。熱湯では熱が通り過ぎて辛みが飛んでしまう。今年は何とか成功した。わさびの鼻にツンとくる香りと味を楽しんでいる。
▼店頭には春キャベツ、新ジャガ、菜の花、新タマネギ、春ニンジン、イチゴなどが並ぶ。野菜売り場は春の装い。同じ野菜でも季節や収穫の時刻によっても含まれる栄養素の量が変化するというが、春の野菜はこれから成長しようというエネルギーがいっぱい詰まっているように見える。
▼花も次々に咲く。桜はもちろんだが、菜の花、チューリップ、ツツジなどが今年は暖冬のためか、一斉に咲いていつも以上に見事な花が目を楽しませてくれている。
▼広報しゅうなん3月15日号では「さくら情報」を特集して周南市内の桜の名所を22カ所も並べていた。桜まつりは中止になったが、花は見ごろを迎えている。
▼市街地の東川緑地公園では早咲きの陽光桜がまず咲き、今はソメイヨシノも満開になった。緑と文化のプロムナードなどの桜並木、新南陽地区の永源山公園や三丘の東善寺川河川公園、今年は鹿野の弾正糸桜、石船温泉、金松桜などもいつもより早く咲きそうだ。春風と一緒に出掛けておいしいものを食べて、新型コロナウイルス感染も吹き飛ばしたい。(延安)
