コラム・エッセイ
今、できることを
翠流▼新型コロナウイルス感染拡大では、人も都市も国も経験のない環境に置かれた時、思いがけない力を発揮することを世界中で実感することができたのではないだろうか。
▼身近なところでいえば、マスク不足から手づくりマスクが生まれ、たちまち多くの作り方が考え出されてインターネットで拡散した。キッチンペーパーを使ったものから、2千円売られるものまで「マスク文化」と言えるのではと思えるほどだ。
▼飲食店もテイクアウトは周南市だけで200店ぐらいになりそうな勢い。これをさらに応援しようとウェブサイトが開設された。「未来チケット」や「周南さきめし」の活動も始まった。ここで生まれた関係が今後、どう定着するのか楽しみだ。
▼国も空前の規模の支援策を用意したが、県や市町村も独自に次々に売上減少の企業や子どもがいる家庭への支援策を打ち出した。特別定額給付金の給付ではどれだけ迅速、正確に市民の手元に10万円を届けるか、周南3市の職員の力量も試されている。
▼医療現場の関係者だけでなく「今、市民や利用者の役に立たなければ」の気持ちで奮闘している国、県、市や商工会議所、金融機関などの職員も多いのではないだろうか。
▼ウェブ会議も普通のことになるなど仕事のやり方も変わった。日刊新周南も環境の変化の中で25日からカラーページを増やすことになった。非常事態宣言の全面解除、収束まであと少し、明日に向けて今、できることに取り組んでいきたい。(延安)
