2026年06月26日(金)

コラム・エッセイ

「攻め」の広報

翠流

▼下松市の市役所を訪れるとすぐ目に入るのが庁舎の「コロナに負けずオールくだまつで取り組もう!」の横断幕。庁舎内でもエレベーターのそばには「新型コロナウイルス感染予防のお願い」として、「エレベーター内の会話や携帯電話による通話はご遠慮ください」「混み合っているときは、一本遅らせましょう」の張り紙。

▼光市の総合福祉センターあいぱーく光を訪れたときも「新型コロナウイルスワクチン対策室」の看板がすぐ目に入り、迷うこともなかった。

▼周南市は1月15日に新型コロナウイルスワクチン対策室を設置し、全庁的にワクチン接種など拡大防止に取り組むが、看板といえるほどのものはない。

▼周南市の感染者は7日現在で241人。下松市の41人、光市の18人に比べてはるかに多い。宇部市の273人に続いて県内で2番目の多さ。下関市の224人、岩国市の202人を上回る。感染に対する緊張感も下松市や光市を上回るはずだが、なかなか伝わってこない。

▼感染拡大防止策や、飲食店、企業に対する支援、困窮が心配な世帯に対してもさまざまな市独自の対策を実施し、成果をあげた対策もあるようだ。しかし、どの対策がどこまで有効だったのか、どれだけ利用され、喜ばれたのか、その情報が市から発信されることはほとんどない。

▼待つのではなく「攻め」の広報は市の本当の姿を市内外に伝えることになる。シティネットワーク推進部だけにまかせることなく、全庁で取り組む意義は小さくない。(延安)

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