コラム・エッセイ
徳山駅前再開発
翠流▼周南市の徳山駅前再開発の工事が始まった。来年春には徳山商工会議所などが入る6階建ての駅前棟が完成する。そのあと、18階建てのマンションや、12階建てのホテル、そして商業施設が続く。
▼駅前棟は「インキュベーションコア・ライフサービス・屋上庭園」。南北自由通路や徳山駅前図書館と商業施設などを結ぶ位置にある。今回の再開発で最初にできる建物でもある。
▼期待は高い。創業、起業、新規事業や承継、商品・技術開発などの相談に、今以上に素早く応じられる商工会議所になってほしい。「新しい生活様式」や働き方改革に合わせ、ICTを駆使し、どこからでもいつでも、オンラインで商議所の業務を利用できるようにするなど、全国から注目される商議所になれば移住促進、起業誘致にも有利になる。この再開発が成功すれば、呼び水となって中央街や銀南街、駅西地区の魅力アップ事業にもつながる。
▼もう一つ、配慮をお願いしたいのは周辺の商店街などとの連携だ。今回の再開発は1.2ヘクタールの対象地区だけで完結するものではない。地元商業ゾーンの周辺商店街、交流ゾーンでもある駅前図書館などと一体で利用してこそ再開発が生きてくる。
▼市は徳山駅周辺だけで127億円、新庁舎に110億円をかけ、動物園のリニューアルも70億円にふくらみそう。再開発も事業費112億円のうち国と合わせて30億円を助成する。徳山港では10億円をかけた徳山ポートビルも完成した。これだけで340億円。どんな中心市街地になるか、しっかりと見守りたい。(延安)
