コラム・エッセイ
「伝わらない」
翠流▼25日、山口県の新型コロナウイルス感染症の感染状況は4段階のうち最も深刻は「ステージ4」に移行した。この日、県は初めて、8月30日から9月12日までの飲食店への営業時間短縮要請を発表した。
▼これを受けて26日、周南市では新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれた。同市はこの会議で「今後の対処方針について」を改定して感染防止対策に取り組んでいる。県や他市ではイベントの中止や施設の休館に踏み切るところも出ている。周南市はどうするのか、これがわかりにくい。
▼対処方針では、イベントは「市主催イベントは原則として中止、または延期」「市有施設は県外からの来場自粛呼び掛け」とあったが、どのイベントが中止になるのか、休館する施設はないのか、担当課に確認しなければならなかった。その回答もどこか、あいまい。例えば図書館。28日に職員から「指示がないのでわからない」と言われたが、結局、ほかの施設とともに31日から休館になった。
▼読者からも「16日にデルタ株の感染防止対策期間に入ったのに、主催行事の中止や公共施設の開閉などまったく公開されていない」「27日現在で周南市から公共施設の閉館について発表がありません。それぞれ問い合わせろということなのでしょうか。広報PR部門がまったく機能していない」といった声が寄せられた。
▼職員は懸命に取り組んでいるし、決めていないわけでも公表していないわけでもない。しかし、伝わらない。(延安)
