コラム・エッセイ
春近し
翠流▼周南市の銀座から銀南街の徳山銀南街ビル1階に移転したマツノ書店の3冊100円のコーナーで40年ほど前に旧徳山市で発行されていた「郷土随筆」を見つけた。200円で6冊を購入。同じビル内のジェラテリアクラキチでジェラートを買い、食べながら開いてみる。
▼記者になりたてのころ、お世話になった懐かしい名前が並んでいる。題材は身辺のことや、戦時中の体験などの自分史、地域の歴史など多彩。しばらく楽しめそうだ。
▼マツノ書店、ジェラテリアクラキチとも駅前再開発に伴っての移転。これも老舗のカメラのワタナベも移転先が決まり閉店セール中。再開発は間もなく工事が始まることだろう。南北自由通路、駅前図書館などに続く事業。徳山商工会議所の移転も含まれている。まちづくりの核としてどんな機能を持たせるのか、来年にはもう完成というから楽しみだ。
▼新型コロナウイルスの陰になりがちだが、駅前再開発のほかにも徳山大の公立化、新南陽、鹿野総合支所の移転、子育て支援事業、シティプロモーション、徳山港100周年など以前からの課題、藤井市長になってから温めてきた事業が一斉に新しい段階に入る。
▼駅前図書館では28日まで第3回周南きさらぎ文化祭を開催中。著名人の講演会などと市民団体の活動紹介が一緒になったイベント。今年はSHUNAN広告祭もあった。地元の熱意と外からの刺激の融合から生まれる新しい街。春はもうそこまで来ている。(延安)
