コラム・エッセイ
周南団地の再生
翠流▼周南団地の再生は周南市にとって課題であると同時に将来の発展につながる事業ではないか、周陽小の50周年記念式典を取材して感じた。
▼かつて千人を超えていた同校の児童数は200人を切っている。50年前、丘陵地帯を造成して完成した団地の建物は老朽化し、住民の高齢化と減少が続いている。
▼一方で、周南団地の魅力はこの50年で輝きを増した。周南緑地公園はキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターや庭球場ができた。プールなどのリニューアル計画もある。徳山大学は公立化が計画されている。
▼新幹線駅の徳山駅から車なら10分ほど。一方で、自然豊かな山間部や風光明媚な笠戸島、光市の海岸まででも30分ほど。住んでよし、働いてよしの環境にある。
▼情報技術の発達に加え、新型コロナウイルスの影響もあり、大都市から地方都市へ移り住みたい人は増加傾向という。老朽化した住宅、アパート群を建て替えるか、リニューアルできる仕組みがあれば、全国から人が集まっても不思議ではない。
▼周陽小の「めざす児童像」は「夢のある子 品のある子 力のある子」。玄関の石盤に刻まれたこの言葉を見て育った子どもが「夢のある大人 品のある大人 力のある大人」に育ち「夢のある街 品のある街 力のある街」をつくる。
▼徳山駅周辺の中心市街地は再開発事業が進められている。中山間部や島しょ部もさまざまな施策がある。次は周南団地に対する事業が期待される。(延安)
