コラム・エッセイ
高齢化、人口減少
翠流▼国立社会保障・人口問題研究所が発表した地域別将来推計人口では、2045年には東京以外の道府県は人口が減少、高齢化が進むという。山口県の2015年の高齢化率は32.1%だが、45年には39.7%になる。
▼予想できる事態には対策を立てることができる。高齢者が多くなっても、地域で豊かに天寿をまっとうするまで暮らすために何が必要なのかを考え、あらかじめ用意する知恵を住民は持っている。問題があるとすれば、変化することを知りながら知恵を生かせないことだ。
▼周南市の人口減少、高齢化の先進地の大津島。先日、徳山東ライオンズクラブが開いた京太郎さんのチャリティーショーの取材で、桜が満開の大津島を訪れたが、出身者で作る若潮の会が活躍しているという。またチャリティーショーも市内外からたくさんの人が訪れて、会場の中学の体育館は満員になった。
▼産直の店ではタケノコが山積み。鹿野産の葉わさびもある。湯に通すタイミングがうまくいけば、しょうゆ漬けにして葉わさびならではの香りと辛みを楽しめる。この時季のこの地域ならではの味。今年はうまくできた。この店には高齢者が出荷したらっきょう漬けや梅干しも並ぶ
▼最近は元気なお年寄りも多い。元気な時はその豊富な経験を生かして積極的に社会参加してもらい、介護が必要な状態になって家族に頼れない状態でも、暮らし続けることができる地域づくり。大きな課題だが、実現へ少しずつ進んでいるようにも見える。
▼長寿者が増えることが歓迎される社会であってほしい。
(延安)
