コラム・エッセイ
清水さんを悼む
翠流▼周南市議会議員の清水芳将さんが1日に亡くなった。61歳だった。周南市誕生から1年後の2004年の市議選で初当選した。6月に6期目がスタートしたばかりだった。
▼中心市街地の活性化、とりわけ商店街の問題に懸命に取り組んでいた。徳山銀座商店街振興組合の理事長を引き受けて、徳山商店連合協同組合が運営していたピピ510の問題でも奔走していた。
▼サッカーの指導者でもあるスポーツマン。商店街のイベントでは先頭に立って運営に携わり、動き回る姿が周囲を元気づけていた。この20年間の徳山駅周辺の商店街は低迷から脱出するため、試行錯誤の連続。苦しいこともあったはずだが、取材にはいつも笑顔で応じてくれた。笑顔は記者にだけでなく、商店街の人たちや市民にも向けられていた。
▼一方で、議会活動では執行部のあいまいな点を明らかにするなど、鋭く執行部をただす場面も少なくなかった。周南市のリーダーとして、これからも長く活躍するはずだった。
▼この20年、中心市街地は大変身した。徳山駅南北自由通路、徳山駅前図書館、市役所の新庁舎、今年は駅東側の再開発で「TOKUYAMA DECK」もグランドオープンした。ホテルも次々に開業した。周南公立大学の学生増や日本ゼオンの新工場建設もあり、これから数年間、徳山駅前はその発展ぶりが全国から注目される街となるだろう。これに貢献した人物として清水さんの名を忘れてはならないと思う。
(延安弘行)
