コラム・エッセイ
少子高齢化
翠流▼65歳以上の人の割合を示す高齢化率は日本全体で27.3%、15歳未満の年少人口は12.4%、この間の生産年齢の人は60.3%、山口県はそれぞれ32.8%、12%、55.2%、昨年の人口が14万3,973人の周南市は32%、12%、56%。
▼周南市の櫛浜地区社会福祉協議会の50周年記念講演で徳山大学の小林武生教授が示した数字だ。山口県の人口は日本全体のおおよそ100分の1、周南市は千分の1。少子高齢化が全国より少し先に進んでいる。海沿いから山間部まで多様な地域があり、日本の縮図といわれる山口県、周南市にとって少子高齢化は最大の問題だ。
▼周南市はこれからのまちづくりをどう進めるか、各地区ごとに「夢プラン」を策定中だが、今宿地区では「つながる」がキーワード。住民同士が助け合うことでこの時代を乗り切ろうとしている。
▼また同市は今年4月に市長選があり、現職の木村健一郎氏と新人の県議会議員、藤井律子氏の一騎打ちになりそうだが、この問題にどういう処方箋を出すのかも注目点の一つだ。
▼ただ、どんな政策にしても実行にするには「つながり」が大切。市長と職員、職員同士、企業を含めた住民と職員、地区内の住民同士、地区と地区、市と県・隣接市、さまざまな連携ができてこそ、政策も生きる。選挙に向けた活動も活発になっているが、選挙後に市内に感情的な分断が残るようでは困る。真正面からの論戦で問題意識を共有化し、「つながり」を強める市長選であってほしい。
(延安)
