コラム・エッセイ
長野山緑地公園
翠流▼周南市鹿野の天神山公園のササユリが咲いたという情報が市のホームページに掲載されていた。標高1015メートルの長野山緑地公園も6月に咲くササユリの名所として知られる。
▼今年も3月に山開きがあり、キャンプ場などの利用が始まった。ただ、これまでと違うのは長く指定管理者として運営を引き受けていた長野山生活改善グループではなく、市の直営となり、施設の利用は土、日、月曜限定になったことだ。地元産品を中心にした食事で人気を集めた「天空のカフェ」も開いていない。
▼メンバーの高齢化などで同グループが運営を継続できなくなり、別の指定管理者も募集したそうだが不調になったという。
▼ふもとの旧鹿野総合支所の跡地では鹿野観光交流拠点の建設が来年度のオープンを目指して進む。市北部の玄関口、県境、市境を超える西中国山地の観光起点になってほしい施設。その間近にあって山頂近くまで車で登り、自然を満喫できる長野山緑地公園は西中国山地を代表する観光スポット。観光交流拠点のオープンに合わせてグレードアップしてほしいが、現実は逆方向だ。
▼今年、大田原自然の家が移転して中須自然の家になる。須々万には北部拠点施設が完成する。大きな転機を迎えている北部地区。各地区でホタル祭りが開かれるほどの豊かな自然、歴史、農林業などの産業力、市民力など潜在的な力は大きい。長野山緑地公園は来年も今年と同じであれば、あまりにももったいない話だ。
(延安弘行)
