コラム・エッセイ
(74)ルドベキア・ヘンリーアイラーズ
再々周南新百景 佐森芳夫(画家)![]()
毎日のように、暑い日が続いている。しかも、その暑さはかって経験したことがないほどの暑さである。高齢の者がなんとか安心して動き回れるのは、夜が明けてから日が差し始めるまでのわずかな時間に限られる。
そのわずかな時間でさえも、すがすがしい気持ちで過ごせるわけでは決してない。かっては、吹き抜けていく風にひんやりとした空気を感じていたが、今では、むせかえるような生ぬるい空気が、まとわりついてくる。
そして、日の出を待つこともなく、気温は徐々に上がっていく。そうなると、もはや普通に過ごせることのできる居場所は、どこにも見つけられない。何もしないのに、ただそこにいるだけで汗が浮き上がってくる。
やりたいことを手短に済ませ、冷房の効いた部屋に入ることになる。いったいいつになったら、外で普通に過ごすことができる時期がやってくるのであろうか、その糸口がまったく見えないまま時間が過ぎ去っていく。
最近では、「危険な暑さ」という言葉がごく当たり前のように聞こえてくるようになった。かっては、夏の暑さが危険に結びつくなど思いもよらなかったが、今ではその言葉を聞いても何の違和感も感じることがない。
それほど、暑さの状態が深刻さを増しているのであろう。気温が高くなることによって、熱中症にかかりやすくなる危険があることを知らない人はいないはずであるが、それでも他人事として考える人が後を絶たない。
自分の身を守るためにも、社会に迷惑をかけないためにも、「熱中症警戒アラート」など熱中症の注意喚起がされている時には、水分補給や涼しい環境で過ごすなど暑さ対策に素直に従うことが必要である。
「危険な暑さ」の中で、ルドベキア・ヘンリーアイラーズの花が咲き続けている。特徴でもある筒状の花びらが、まるで、猛烈な日差しを避けるための対策のように見える。その巧みさに、ひと時の涼が感じられる。
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