コラム・エッセイ
日本一の大杉玉
ちょこっと豆知識 立入塾杉玉をご存知でしょうか?バスケットボールを一回りほど大きくした茶色の球が酒蔵の軒に吊るされているのを一度は目にした事のある方は多いと思います。杉の葉で出来た大きな玉が、新酒販売の案内をするため、毎年新酒の時期に合わせて軒先に吊るされます。
杉玉のイメージは枯れた茶色ですが、吊るされたばかりのものは青々としています。それが時間の経過と共に徐々に茶色に変わっていくのですが、酒好きはこの色の変化によって酒の熟成具合を判断すると言われています。
ただ、最近は新酒に合わせて杉玉を作る酒蔵が少なくなり、何年も同じ杉玉を吊るしている所もあるようです。そのため青い杉玉を目にする機会はめったに無くなってしまいました。ましてや、杉玉の内部がどうなっているのかなど知る機会は有りません。
新幹線新岩国駅のすぐ近くにある有名な造り酒屋には日本一の杉玉があります。その酒蔵は幹線道路沿いにあり、その道を通る度に大きく茶色い杉玉が目に付きます。しかし先日その道を通った時は驚きました。杉の葉がすべて取り除かれて内部の金網製の骨格だけになっていました。ちょうど少し時間があったので立ち寄ってみました。
同じ敷地内に商品の直売場があり、そこで話を伺いました。大杉玉は直径約5メートル(通常のものが50センチ程度なので約10倍)で今は5年ぶりの杉の葉の差し替え作業中との事でした。内部の空洞は、通常時でも下から覗き込むと見えるそうです。
説明頂いた女性は笑顔が素敵な方で、先日テレビの取材(番組は酒造りに重要な水の話がメーンで大杉玉の紹介はなし)で訪れたルー大柴の話など、あれこれと聞かせてもらいました。更に、3月中の土日(24日まで)は大杉玉の架け替え作業が一般の方も体験できるという事です。
参加には事前に電話予約が必要で、連絡先等は村重酒造のホームページを確認して欲しいとの事でした。話の後に買った生キャラメルを生徒達に配りながら、架け替え作業に行く相談をすることにしました。
協力:立入塾 周南市開作北819-7 TEL.0834-25-4553
