コラム・エッセイ
いい年末にしたいな♪
随想 猫の目 吉原 雍《1941年12月8日は》
日本軍がマレー半島と真珠湾を攻撃し、連合国に宣戦布告した日。
原爆投下、無条件降伏へとつながる悲惨な歴史への転換日。
こんな大事な日は上手な解説で取り上げて、日本中に知らせてほしい。
だが最近は新聞、テレビでも関連記事が減って来た気がする。
《ノーベル化学賞の吉野彰さん、アフガンの中村哲さん、環境問題のグレタちゃん》
その話の前に、今キラキラ輝いている、この素晴らしい3人に敬意を表したい。
はにかむ笑顔が可愛いグレタちゃんは軽い精神障害のある16歳の中学生。
一途な真剣な才女で、国連でも世界会議でも、並み居る政治家たちに向かって、歯に衣着せぬ演説をぶった。
「地球温暖化防止のために、美辞麗句でなく具体策を示して、すぐ行動してほしい。次世代の私たち子どもは、もう居ても立ってもおられない」
顔いっぱいで笑う吉野先生は、リチウム乾電池の更なる可能性について夢を語った。
「太陽や風力で発電した電気を効率よく蓄電したら、原発も火力発電もいらない、きれいな地球環境になる」
中村哲さんは「水と食料が豊富なアフガンを作るために」現地で潅がいと農作に力を尽くしたが戦火の中で倒れた。
「ここに来たらわかるよ、幸せは戦争では手に入らん。人は朝起きて家族とご飯が食べられるのが一番の幸せなんだ。」
この3人の「人(公共)のために尽くすという、さわやかな、高潔な人柄」に比べて、最近の日本の一部政治家のお粗末さは恥ずかしい。
話を元に戻そう。
《大本営発表》
開戦報道が減ったのは戦争の暗い話より、明るい楽しい話を求める時代のせいだと僕は思う。
こんなウワサ話、ご存知?
ある日、某筋が、主要マスコミ社長を集めて懇談?した。
「夜10時ごろまでのお茶の間には娯楽番組が一番」
「政治番組は夜11時以降、面倒な解説、評論はしない」
「新聞、雑誌も、面倒な記事は書かない」
さすがにこれは冗談と思うけど、一歩間違ったら戦前の情報統制、暗黒政治に逆戻りだよ。
去年の森友、加計や最近のサクラ騒動を見て気づくのは隠す政治。
政権に不都合な話は「知らぬ、存ぜぬ、国家機密、個人のプライバシー、記録は破棄、再生不可能」で隠す。
国民に知らさず隠し通せば「人のうわさも75日」。(笑)
大本営発表に騙されて滅んだ戦前の日本を忘れてはいけない。
《最後に三匹の猫で》
いま「山本俊昭絵画展」♪
(ギャラリー三匹の猫)
