コラム・エッセイ
晩秋の街角で♪
随想 猫の目 吉原 雍《ポインセチアの花》
先日「三匹の猫」の向かいのスーパー・アルクで、赤いポインセチアの花を一鉢買った♪
花屋さんの店先であの赤い花を見たら、闘牛の牛みたいに血が騒いだんだ(笑)
以前に書いたかもしれないがポインセチアはメキシコ原産。
そのメキシコに50年前の今ごろ住んでいたので、ふと思い出がよみがえったのさ。
《ノーチェ・ブエナ》
「メキシコではあの花はノーチェ・ブエナ(素敵な夜=クリスマス)と呼ばれる特別な花よ」
「ほら、あの真っ赤な色はイエス様が流したと同じ血の色なの」
「だからポインセチアはクリスマスに向かって、葉が真っ赤に紅葉するのよ、ステキでしょ」
そんなロマンチックな話をセニョーラやセニョリータから、何度聞かされたことだろう♪
《11月のある日》
町の小高い丘から市街を見下ろした僕はびっくりした。
僕が住んでいたのは中世の面影を色濃く残す、灰色の古都。
その灰色がいつの間にか、なんと赤いパラソルを広げたみたいに変身していたのだ。
「一体何が起きたの?」
「町じゅうポインセチアの花で埋まったのよ」
「あの小さな花では埋まらないよ」
「タスク、それは日本の鉢植えの花でしょ(笑)
本場メキシコのポインセチアは、ほら、2階くらいの大きさの木で葉もふさふさしてるでしょ。
そしてクリスマスに向けて、葉の表が真っ赤(裏は緑のまま)になるの。
町のあちこちの木が赤く染まるから、この丘から見るととても素敵なの」
うかつだった。ポインセチアは町じゅう至る所にある木で、僕も毎日下を歩いていた。
だが仰ぎ見る葉っぱはいつも緑で、まさか表側が真っ赤に紅葉するとは知らなかったよ。(笑)
「本質は表裏見ないとわからない」ポインセチアに教えられた。(笑)
《枯葉のないシャンソン》
先日は2年ぶりのシャンソン発表会。盛会で楽しかったけどなぜか誰も枯葉を歌わなかった。(笑)
《株主総会》
社長交代から1年たった周南のC社の第26期株主総会に出席した。
さすがはH社長、コロナ禍でも好業績を達成し従来同様の好決算が報告された。
おめでとうございます。設立時を知る1人として本当にうれしく益々のご発展を祈ります。
また先日はロータリー仲間数十人で訪問したA社も、明るく元気な社風みなぎる優良会社。過日は僕のエッセー「猫の目Ⅱ」を出版してもらってありがとう。
こんな元気な経済界に触れると、着実に前進する日本と社会が感じられてうれしい♪
(ギャラリー三匹の猫)
