2026年02月06日(金)

コラム・エッセイ

宴のあとさき♫

随想 猫の目 吉原 雍

 《ポチの大型連休》

 会社勤めをしていたころ、大型連休や飛び石連休が僕は大好きだった。

 「サラリーマンは首輪をつけた飼い犬のポチ」

 と思っていた僕はいつもこう願っていた。

 「休みが増えたら、首輪も鎖も外して草原を走り回りたいワン♫」

 今年も4月末から5月初め、多くの人がポチになってワンワン走り回ったことだろう。

 その一方で「毎日が日曜日」の僕たち元ポチ族は、人影が消えた町なかを、当てもなくうろついたワン。

 《連休は黒船のお陰》

 あれは40年くらい前かな、日本経済が日ごとに成長していたころ。

 欧米の経済界が危機感を感じて日本にケチをつけ始めた。

 「我々は大型連休でレジャーや海外旅行を楽しむ。

 だが日本の労働者はその間も働いている。低賃金で。

 そうやって安い商品をいっぱい作って売って、欧米と競争するのは不公平だ。

 労働時間をもっと短くし賃金をもっと上げて競争すべきだ。

 そうしないと締め出すよ」

 まるでかつての労働組合と会社の団体交渉みたい(笑)

 だが昔から欧米の黒船に弱い日本人は敏感に反応した。

 今では年間休日数はもう欧米並みかもね。

 《だが給料はまだ低い》

 今年の春闘でも岸田首相が経団連に「もっと賃上げして物価を押し上げて」と要望していた。

 面白いね。保守系政府が賃上げと物価高を訴える。

 これが修正資本主義かな。元の理屈は違っても、組合や野党の主張を、サッと横取りだか先取りだかする感じ♫

 《判断基準》

 判断基準というのは環境に応じて変わるものと僕は思っている。

 だが、最近は環境と言うか世の中がクルクル変わり過ぎ。

 だから固定概念にこだわっていると、新しい時代、世相、若者、考え方について行けなくなる。

 特にここ数年のコロナ禍と、この数か月のウクライナ侵攻で混乱して、まだ頭が整理できない。

 コロコロ変わり過ぎるのも困るけど、難しい。

 《コロナ解禁?》

 2年半続いたコロナ禁足令が全国的に解禁?されたお陰で、大型連休と自由ポチが実現した。

 ある快晴の日、周防大島まで海沿いに走ったら往復ともスイスイ、海景色のきれいだったこと。

 柳井で食べた寿司、ジャムズガーデンのお茶、東和町のソフトクリームのおいしかったこと。

 《宴の後》

 さてこんな楽しい宴の後、コロナが息を吹き返さないか心配。

 そしてロシア。さっきプーチンが演説したが、まだ侵攻を続ける気か、世界中が不安。

 《最後に三匹の猫》

 「八十路過ぎ 減りし頭髪 立夏風(かぜ)」

 どうぞお越しを♫

(ギャラリー三匹の猫)

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