コラム・エッセイ
暑い暑いも彼岸まで
随想 猫の目 吉原 雍《小さい秋見つけた♫》
先日は遠石八幡宮の秋季例大祭。空青く風が涼しい初秋の日だった。
平安な巫女(みこ)の舞が終わって外に出たら、伊勢神宮おすそ分けの古代米「イセヒカリ」が黄色い稲穂を垂れていた。
豊年満作めでたしめでたし♫
《秋と言えば①》
芸術♫。先日は周南市文化会館で周南フィルハーモニー管弦楽団の第16回演奏会。
あれだけのメンバーが集まって練習するのは至難の業だったろうが、ベートーベン「未完成」、ハイドン「時計」、アンコールのヒマワリなど楽しませてもらった♫
《秋と言えば②》
スポーツ♪。プロ野球が面白い。アメリカでは大谷やダルがベーブルースの記録に挑戦し、日本ではヤクルトと村上が大活躍だ。
大相撲も楽しい。横綱、大関は情けないけど平幕の鉄人・玉鷲などが見せてくれるよ。
サッカー、バレーも開幕して、本来なら居酒屋大繁盛なのにね。
《そして周南の街》
朝の港にカモメが鳴き、新幹線のお客さんもだいぶ増えて来たが、夜の街はまだ暗い。もっと光を♫
とは言えコロナの3年間でおカネも元気もなくなったけどニャ〜
《さて今朝も新聞各紙は円安》
ウクライナ戦争が始まった今年2月、1ドルは115円だった。
それが先週は1ドル145円になった。たった半年で26%(30円)も「円が弱くなった」
《円安の原因は国力の》
衰えだと僕は思う。それで気になる話。
最近10年、文科省の評価基準で国立大学の予算が大幅にカットされ、不足はOBの寄付でまかなうと聞く。
医学、物理、化学など多額の基礎研究費が国から出なかったら研究者は海外へ流出。
子どもの学力レベルも最近は世界の中クラス以下だと聞く。
ノーベル賞の山中先生も「日本からノーベル学者は出なくなる」と憂慮している。
僕もそう感じたのは、コロナのワクチンや治療薬が日本になくて、政府が外国から高価で買って、遅れて注射した時。
日本の医学は世界最高じゃなかったのか。
どうか予算、設備、機構、人材、教育…万事よろしく願いたい。
《さて、この円安の結果》
いま刻々と輸出大企業がもうけ、庶民は諸物価高騰で苦しんでいる。
だが経済は巧くできていて、世界同時不況や世界大戦でない限り、地球のこっちが悪くてもあっちは良い。
それで世界全体のバランスが取れているから、悔しいけど泣き寝入りになる。
最後にこの円安は、歴代最長在任10年、あの日銀総裁のおかげという説がある。
「十年も 壁に向かいて 秋彼岸」
(ギャラリー三匹の猫)
