2026年02月06日(金)

コラム・エッセイ

短い秋、早い冬

随想 猫の目 吉原 雍

 《女心と秋の空♪》

 このところ連日秋晴れの快晴。朝晩は冷えるが昼間はポカポカして暑いくらい。

 何を着るか毎朝悩ましいが、これも地球温暖化による異常現象のせいだとあきらめる。

 昔は「風の中の羽のようにクルクル変わる、女心と秋の空♪」などと言った。

 だから僕は「秋の天気は数日おきに晴れて雨になる」と思ってきたが、最近は1週間晴れが続く。

 《イチョウもカエデも》

 いま周南の街では、ジュンテンドーと敦煌を結ぶ車道のイチョウが黄葉(紅葉)中だ。

 イチョウは街路樹には不向きな気がするが、この時季だけはどこかヨーロッパの街角みたいに見える。

 周南の街路樹で一番きれいなのは平和通りのカナダカエデ。あのトラック道が今だけおしゃれなカナダロード♪

 三匹の猫の横のイチョウも大粒のギンナンをいっぱい落とした。「拾いに行くね」と言うだけで誰も来なかった。

 《さて、今週もよろよろと町を行くと》

 児玉神社の一角が「遷座百年記念」でにぎやかだ。

 なぜ遷座かというと、大正時代に江の島の児玉神社から分霊して徳山児玉神社を創設した経緯から。

 児玉ファン待望の大改築工事も無事に終わり、先日晴れてお披露目。

 お邪魔したら社の中も外もモダンに改築されて見違えるようになった。

 昔僕たちが小学校の帰りに遊んだ境内や社の屋根ももうない。時代の流れだ。

 どうかこの児玉神社が若者に尊敬され親しまれて、末永く栄えますように♪

 また先日は拓大の渡辺先生の記念講演も拝聴した。

 「台湾開発のために貢献した日本人」は児玉源太郎と後藤新平の他にも大勢いた、という話。 

 その中から蓬莱米品種改良の「磯永吉」、「杉山龍丸」、世界一のダムを建設した「八田與一」の3人を紹介された。

 国と国民一人一人が同じ道を目指して進んだ、幸せなあの頃。

 もう戻らない司馬遼太郎の「坂の上の雲」の時代を、僕は思わず思い浮かべた。

 《児玉源太郎の時代》

 日本は帝政ロシアと日露戦争をした。今プーチンのロシアが戦争で世界を翻弄している。

 先日、中国の習近平も強権時代に突入し、台湾進攻もありそうな姿勢が不安だ。

 世界は冷戦から平和共存へと進化して、ひと息ついていたのに、再び悪夢の「戦争と人類滅亡」時代に舞い戻るのだろうか。

 今は一人一人が自分の意見を持って判断し行動する時代だ。

 「もし今児玉がいたら」ではなくて、あなた自身が主人公の時代だ。

 《最後に、三匹の猫では》

 11月3日から「秋のかすり展」♪(ギャラリー三匹の猫)

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