2026年05月15日(金)

トップインタビュー

「点」も続けたら「線」になる

周南料飲組合組合長 山中健太郎さん(54)

PROFILE

やまなか・けんたろう
1965年周南市生まれ。岡山商大卒。京都で日本料理の修業をし、家業の日本料理店「みの幸」(飯島町)入店。2011年から2代目社長。創業者は父、幸三氏(81)。

周南料飲組合の組合員数は昭和年代1,000人を超えていましたが、今は400人を割り込みました。
 飲食店経営者の高齢化や後継者難に伴う閉店、若い経営者の組合離れ、全国チェーンのフランチャイズ店の進出など組合員減の理由は幾つかあります。
そういう難しい時に5月の組合総会で11代組合長に選ばれ、かじ取り役を任されました。
 組合員減に歯止めを掛け、増加に転じさせたいと思っています。組合に入れば日本政策金融公庫から有利に開店資金の融資を受けられますし、飲食店営業許可の手続きもスムーズに進みます。食中毒などに伴う保険制度もあります。こうしたメリットを新規出店者にアピールし、加盟を促したいと思います。
飲食店街がにぎわわないと中心市街地が活気づきません。
 個人的な構想の段階ですが、お店対抗歌合戦を開いたらどうかと考えています。JR徳山駅前商店街のライブハウスを借り、各店のお客さんが自慢ののどを披露する。NHKのど自慢の形式です。大会が終わったら参加者にそのままお店に流れてもらう。そうなれば店の売り上げにもなり、一石二鳥です。評判が良かったら回数を重ね、将来的に名物イベントになればいいと思います。
 イベントは単発で「点」ですが、継続すれば「線」になります。組合側も企画、運営を通じてタテヨコのつながりができ、新規加盟者の開拓が望めます。
地ビールの開発にも取り組みましたね。
 大津島産のかんきつ類、スダイダイの果汁の入った「島麦酒SUDAIDAI」です。かんきつの香りが広がり、ビールの苦みとマッチします。
 周南市の共創プロジェクトの助成を受け、組合青年部が大津島地区コミュニティ推進協議会と共同開発し、昨年売り出しました。組合加盟店を中心に提供しています。PRに努め、名物ビールに育てたいと思います。
飲食店街のお膝元の徳山駅前商店街を元気づける妙手はありますか。
 先日、中心市街地活性化をテーマに地元商店街の代表者と意見を交換する機会がありました。かつて駅ビルの屋上にあったビアガーデンをSUDAIDAIビールで復活させるとか、駅の新幹線ホームから海の見える利点を生かして海につながる回廊を造るとかアイデアはいろいろ出てくるわけです。残るは実行に移すのみです。
 駅ビルも昨年新しくなり、少しにぎわいが戻りました。駅前再開発も本格化します。実行にはお金と時間がかかって簡単には進みませんが、「展望はある」と思っています。
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