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文化 : 下松市のニュース
【山口県】[文化交流の花ひらく とうきょう総文2022]下松高・美術部(写真)
文化下松市総文祭写真部門で奨励賞
吉川さんの「無に在る」
第46回全国高等学校総合文化祭(全国総文祭)の写真部門で山口県下松市の下松高美術部(田中星子顧問、藤井孝美指導員、54人)3年の吉川桜優さん(18)が奨励賞を受賞した。
吉川さんは2021年11月の山口総文祭の写真部門に「無に在る」を出品して優秀賞を受賞し、全国総文祭への出場を決めた。長門市の廃校で撮影した写真で、誰もいなくなった校舎に残されたいすやガラスに生徒や教員の想いが眠っているようすを表現した作品。全国総文祭では7月31日と2日から4日まで東京都美術館に展示された。
大会期間中は他校の生徒たちと班を組み、写真を撮影しながら都内を巡った。他の生徒が自分とは違うアングルで撮影する姿は新たな気づきにつながったという。
表彰式では審査員の熊切大輔さんやハービー・山口さんなどプロの写真家から作品についての講評もあった。吉川さんは「作品の感想が聞けて、評価もしてもらいうれしい。これからも撮影はしていきたい。機会があれば大会にも出品したい」と話している。
「無に在る」(吉川さん提供)