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文化 : 下松市のニュース
[きょうの人]「山彦」主宰 河村正浩さん(77)
文化下松市「爺爺の俳句ごっこ入門」出版
「爺爺の俳句ごっこ入門―楽しい俳句 非真面目な俳句」は「俳句に縁のない人に読んでほしい」と編集した句集。自身の作品を「声を出して読んでみよう」に始まり「祭と旅」、「滑稽・パロディー」「エロチシズム」など9章に分けて掲載している。
いつもは旧仮名遣いで俳句を詠むが、今回は多くの人に関心を持ってほしいと現代仮名遣いに改め、難しい語句にはふりがなをつけている。難解な言葉には注釈もつけている。
「声を出して読んでみよう」の章は「なみなみと今年最後の酒を呑む」など「なみなみとコップ酒」が読み込まれた句や、「ふかふかの布団から孫すっぽんぽん」などオノマトペを使った句が並ぶ。
「祭と旅」の章には「文化の日狐が嫁に来るという」など、花岡の奇祭「稲穂祭」の狐の嫁入りの句が並ぶ。亡き妻を「雪女郎」になぞらえた句も掲載。「角打ちの端に確かに雪女郎」「海へ出て風となり消ゆ雪女郎」の句がある。
「さくらさくらこの現実がうざったい」など植物を描写した句や、「電話して散髪予約冬うらら」など日常の暮らしの中から俳句がどのように生まれるかを解説した章もある。
今回のタイトルは高齢者を意識したものだが、俳句を次世代につなげていきたいと願い「日常会話にも五七五は転がっている」と話す。
山口県下松市に生まれ育ち、1969年に武田薬品工業徳山工場の露光句会で俳句を始めて翌年、大中祥生さん主宰の「草炎」に入会した。87年に「四季」に入会、松澤昭さんに師事。94年に「山彦」を創刊、主宰している。現代俳句協会会員、県俳句作家協会会長。
句集は「青年」「影法師」「茫茫」「桐一葉」「春宵」「春夢」があり、番外句集として「嗚呼回天」や朗読句集「うふふふふ」「なんとかなる」も出版していて今回が14冊目になる。句集以外の「自解集150句選」「俳句つれづれ」がある。
[1人1冊プレゼント]
今回の「爺爺の俳句ごっこ入門」は定価1千円だが、送料として63円切手3枚を送ってきた希望者に1人1冊までプレゼントする。申し込みは〒744-0024・下松市花岡大黒町526-3の河村さんへ。電話は0833-43-7531。
