2025年11月15日(土)

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経済 : 光市のニュース

光JC解散前最後の活動 20年前の新世紀タイムカプセル開封 小中学生の作文など1,300点

  • 開封された品物を見る人たち

  • カプセルのネジを外す芳岡さん

  • 「寄贈 松岡満寿男」と刻まれたふた

 光青年会議所(JC=松本有平理事長、9人)の創立60周年記念事業・新世紀タイムカプセル開封式典が22日、光市島田の光商工会議所で開かれ、2001年7月に虹ケ浜海岸の公園に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、開封した。同JCは12月31日で解散するため、これが事実上、同JC主催の最後の対外行事になった。

 新世紀タイムカプセルは21世紀を記念して同JCが埋設。カプセルは市が1974年に開いた「5万人虹の祭典」の際、2000年の開封用に使ったタイムカプセルを開封後に再利用したもの。

 縦25センチ、横40センチ、高さ50センチのステンレス製で、浅江の中国工業(現光メタルセンター)が製作。カプセルのふたには「寄贈 松岡満寿男」と当時の松岡市長の名前が寄付者として刻まれている。

 新世紀タイムカプセルはこのカプセルを再び使い、同JCの主催で当時の市内の小学5、6年生全員から募集した「20年後の自分」へのはがき849点▽市内中学生全員の作文「環境問題解決の誓い」265点▽ひかり郵趣会が募集した絵手紙「20年後に残したい風景」68点▽当時の末岡泰義市長の2001年度の所信表明の原稿―など約1,300点を封入した。

 カプセルは中に水が入らないように本体とふたの間にゴムパッキンを詰めて密封。カプセルをマンホール状の筒にいれて金属製のふたで覆い、虹ケ浜海岸の公園の一角のモニュメントに埋めた。モニュメントには、かつてカブトガニが生息していた虹ケ浜海岸の美しさを取り戻す願いを込めて、聖光高機械科の生徒が制作したカブトガニの精巧なオブジェを取りつけた。

 それから20年たち、掘り起こしたカプセルを会場の光商工会議所に持ち込んで開封式典を開いた。同JC60周年記念事業担当理事の熊谷朝和さんが司会し、和田真一同JC副理事長▽カプセル埋設当時の同JC理事長の古川雅之さん▽市川市長▽伊藤幸子教育長があいさつをした。

 熊谷さんは現在のカブトガニの生息状況の調査結果を発表し、虹ケ浜近辺では生息が確認できないことから、今後はスナメリの生息を環境の指標にすべきだと提案。観察を聖光高ヨット部に依頼し、同部ホームページ上で発表してもらうことになったと報告した。

 続いてカプセルの開封作業で、同JCOBの芳岡幸輔さん(84)=島田=を筆頭にふたを本体に固定している8本のネジを外したものの、ゴムパッキンが本体とふたに密着してふたが開かない事態が発生。いったん式典を閉会して作業し、ようやく15分後にふたを開けることができた。

 内容物は当面は同JCが保管し、解散後の扱いは今後決める。小中学生の作文やはがきの返還は市教委と協議する。問い合わせは同JC(0833-71-1299)へ。

 なお同JCはすでに12月31日付での解散を機関決定しており、11月13日に解散式を開いて60年に及ぶ活動に終止符を打つ。これに伴って周南JCは活動範囲を現在の周南市、下松市から光市まで広げ、現在の光JC会員も希望者は周南JCに入会できる。

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