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経済 : 下松市のニュース
【山口県下松市】山下工業所が工場増設 半導体製造装置の需要増で
経済下松市3年後は売上4億円台に
山口県下松市東海岸通りの山下工業所(山下竜登社長)は7月28日、同市と工場の増設に伴う協定を締結した。工場の増設は国際的な半導体需要の高まりを受けて、半導体製造装置の部品の生産能力を現在の2.5倍〜3倍に引き上げるもの。これに伴ってすでに新しい従業員を4人採用しているが、引き続き地元の女性を中心に毎年1〜2人のペースで増員を図っていくという。
工場の増設は取り引き先の日立ハイテクからの部品の増産要請に伴うもの。総事業費は約1億5千万円で、鉄骨平屋建ての新工場(約220平方メートル)を現在の工場敷地内に増築し、食堂(約160平方メートル)を作業場に改修する。今月中旬から本格的な建設作業に着手し、操業開始は来年3月。設計は光市小周防の重田建築設計事務所、施工は下松市北斗町の百合建設工業。
協定の締結式は市役所で開かれ、県商工労働部の縄田浩之企業立地統括監を立会人に、山下社長(58)と国井益雄市長が協定書を交わした。協定の内容は同社が従業員の地元雇用に努めることなど地域経済の浮揚に努めることが柱。玉井哲郎副市長と鬼武輝明経済部長が同席した。
山下社長は「来年は創業60周年の節目。日立さんに育てられ、鍛えられ、地域に根差した板金加工会社として末長くお役に立てる会社、永続できる企業を目指していきたい」とあいさつした。
同社は新幹線車両の複雑な先頭構体をハンマーでたたいて打ち出す「打ち出し板金」の技術を持つ全国的に珍しい会社だが、その技術を生かして日立ハイテクが生産する半導体製造装置の部品の製造も手がけてきた。
同社の半導体関係の年間売り上げは過去3年平均で約2億円に達しているが、これを来年には3億円台後半に伸ばし、3年後には約4億円台にすることを想定している。
