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来年秋に駅前棟開業 徳山駅前再開発組合設立
経済その他周南市の徳山駅前地区市街地再開発組合(理事長・小野嘉久小野商事社長)の設立式典が6日、徳山駅前図書館の交流室で組合員や来賓の藤井市長など約50人が出席して開かれた。徳山駅の東側1・2ヘクタールに商業施設やホテルなどを建設する計画で、来年秋には駅前棟が完成して徳山商工会議所などの移転が計画されている。
式典で小野理事長(50)は「人が集まる活気あふれる街にするため、今日を一里塚としてまい進します」と決意を述べた。市長は「駅前図書館に続く起爆剤となるよう最大限応援します」と述べ、徳山商議所の宮本治郎会頭もあいさつした。
計画では延べ床面積約1万平方メートルの商業施設、12階建て117室のホテル、18階建て約100戸のマンション、6階建て約2500平方メートルの駅前棟を建設する。事業費は109億円で、30億円は国、市からの補助金をあてる。
式典では事業コーディネータの㈱都市デザインの田中滋夫代表が事業の概要を説明した。「駅前に住んで、泊まって、くらし美味しい」をテーマに居住、宿泊機能に加えて食を中心に周南の人々のライフスタイルを支えるライフスタイルコートを目指すと方向性を示した。
2013年に準備組合を発足させて事業化に向けて本格的な活動を開始し、1月21日に県から組合設立と事業計画の認可を受け、6日の式典前に設立総会を開いた。来年1月に着工し、秋ごろに駅前棟の開業、2023年春ごろに商業棟、住宅棟の開業を予定している。
式典には地権者などの組合員と、事業に加わっている参加組合員として徳山商議所、大和ハウス工業、事業協力者として㈱フジタ、設計事務所の東畑建築事務所、ニュートピアプランニング、商業コンサルタントの日本エスシーマネジメントから代表者などが出席した。