2026年02月01日(日)

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経済 : 周南市のニュース

【周南市】和装まつや、100年の歴史 日本の伝統文化を守る

  • たとう紙を持つ松山社長

  • 店内(1階)

  • 店内(2階)

 山口県周南市銀座の老舗呉服屋「和装まつや」(㈱まつや、松山尚史社長)が6月28日、創業100周年を迎えた。

 振袖や浴衣などの販売、振袖レンタル、リメイク、成人式前撮り、着付け教室など着物に関する様々な事業を展開している同店。

 着物の品揃えは浴衣も合わせると1000点を超える。浴衣は夏祭り当日にふらりと立寄って購入して着て行くお客も多いという。

ただ耐える時期も

 洋装が増え始めたが、一般的にはまだ着物の着用が主流だった1923年(大正12年)に着物販売店として創業し、1929年12月には店舗を拡張した。

 1945年7月26日、徳山空襲で店舗を消失した。

 1947年11月10日、新店舗が竣工。同月30日、隣の歌舞伎座が焼失したが、幸いにも近隣には被害がなかった。

 1955年に店舗を再び新築し、1957年3月には㈱まつやに組織変更し、2代目社長に交代。

 その後店舗拡張や改装を経て、1996年に3代目社長が就任した。2015年、現在の社長の松山尚史さん(58)が4代目に就いた。

 長い歴史の中、さまざまな出来事があったが4代目に就任以降、新型コロナウイルス感染症の影響が1番苦しかったという。

 客の半分近くを占める成人式や夏祭りが中止になり、予約客には返金。ただただ耐える期間が続いた。そんな中でも、地域の人に支えられ、店がなくなると困ると言ってくれる客のため、やめるという選択肢はなかった。

家族で何世代にも渡って訪れる客も

 100年も店を続けていると「母の振袖を着たい」と昔同店で購入した振袖を持参する。創業時に使っていた着物を包む和紙「たとう紙」が出てきたと持参するお客もいた。店にすらなかったもので、店舗で保管し宝物にしているという。

 何世代にも渡る顧客の来店や、同店で購入した着物を褒めてもらったと喜びの声が何よりうれしいと話す松山社長。「100年続けてこられたのは何よりお客様のおかげ。“着物のことならまつやさんに〟と思ってもらえるような、地域の方に愛され続けるお店でありたい。これからも頑張ります」と思いを語った。

 同店では1日から、これまで複数人だった着付け教室をマンツーマンに変更。500円で浴衣の着付けをする「ゆかたdeおでかけキャンペーン」もある。地域の人のために、そして着物をもっと気軽に着てもらうために、同店は様々な企画に取り組んでいる。

[和装まつや]

周南市銀座2-19 
営業時間:午前10時〜午後6時半
休日:火曜、第2・3月曜
駐車場:ASAHI PARK 銀座通り駐車場、徳山銀座中央駐車場、ピピ510の利用で無料駐車券を渡す
TEL.0834-21-0005
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