2026年10月29日(木)

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感謝込めて医師やアマビエも 室積小5年がかかし 伊保木の田んぼに7体

  • かかしと中本さん、長尾さんを囲む児童

  • 〝医師かかし〟を渡す児童

 光市の室積小(水品英之校長、233人)の5年生36人が作ったかかし7体が20日、10月に5年生全員で稲刈りを予定している伊保木の水田の所有者の中本敏成さん(78)や、伊保木ぐるみ協議会の長尾隆会長(69)に渡された。かかしはさっそく田に立てられて、稲に近寄るスズメやイノシシに“にらみ〟を利かせている。

 同校の5年生たちは10年前から毎年、中本さんの4アールの田で6月に田植え、10月に稲刈りを経験。しかし今年は新型コロナウイルスの感染に伴う休校のため5年生が田植えに参加できず、長尾会長や中本さんら地域住民が6月3日、5年生の代わりに田植えをした。

 それを聞いた5年生は、いつもなら9月に作るかかしを「コロナ撃退」の願いも込めて7月に早めに作ろうと決め、疫病退散の妖怪と伝えられる「アマビエ」や、医療現場で頑張る人に感謝の気持ちを込めて白衣を着て聴診器を持ち、マスクもした医師をかたどったものなどユニークなかかしを作った。

 贈呈式はこの日。同校体育館で開かれ、長尾会長は「みんなが心をこめて作ったかかしは、きっと害虫や害鳥から稲を守ってくれるでしょう」と感謝し、中本さんも「こりゃあすごい。アマビエやらお医者さんのかかしは初めて見た。スズメもカラスもイノシシも、きっとビビるよ」と労をねぎらった。

 かかしはいずれも高さ1.5メートル前後。“医師かかし〟を作ったグループの小西瑛人君(10)は「白衣は知り合いの看護師さんからのもので、聴診器は使い古しのおもちゃを使った。このかかしでコロナもスズメもイノシシも退治してほしい」と話していた。

 稲刈りは10月中旬の予定。収穫した米は来年度の5年生が田植えに来た時におむすびで振る舞う。かかしはその後、伊保木コミュニティセンターに展示して住民に鑑賞してもらう。

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