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3回目ワクチン接種へ補正予算 2回目接種から8カ月経過者対象 12月から順次接種へ
地域光市光市は2回目の新型コロナウイルスワクチン接種を終えた人を対象に3回目の同ワクチンを接種するための6,825万2千円の一般会計補正予算案第7号を20日、市議会の9月定例会の最終本会議に提案し、可決された。3回目の同ワクチン接種関連の予算が可決されたのは、周南3市では光市が初めて。
これは2回目の同ワクチン接種からおおむね8カ月以上を経過した人を対象に、12月から3回目の接種を進めていくもの。同市はこれに備えて健康管理システムを改修し、コールセンターを再度設置する。当面は今年度末までの接種者を1万7千人と見込んで準備を進めていく。最終的には来年度中に4万人の接種を想定している。
市川市長は「ワクチンの追加接種を迅速かつ円滑に進めるために万全の体制で臨みたい」と意欲を示した。財源は全額国費。
議案が付託された環境福祉経済委員会(笹井琢委員長、9人)で健康福祉部の田中満喜健康政策担当次長は「2回目接種から8カ月を経過した人を対象に11月から接種券を順次発送していく」と説明した。仲山哲男議員(共創)は「まだ同ワクチン自体を接種していない人への接種は今後も可能か」とただし、田中次長は「2月末まではいつでも1〜2回目のワクチン接種ができるようにしている」と答えた。
さらに田中次長は「3回目に接種するワクチンのメーカーは、1、2回目に接種したのと同じメーカーのものにする」と説明し、市が把握している一人一人の接種記録をもとに接種券を発行する考えを示した。
この日の本会議ではほかに、政治倫理条例改正検討特別委員会の木村信秀委員長の中間報告や、2020年度の決算議案4件など4議案を可決し、閉会した。