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マツケムシから松を守る 児童がこも巻き体験
地域光市日本の名松百選や森林浴の森百選、白砂青松百選、渚百選に選ばれている光市の室積海岸、虹ケ浜海岸に植えられている約4万2千本のクロマツの害虫「マツケムシ」の対策のため、虹ケ浜海岸にある24本の松に浅江小(和田明俊校長、738人)の3年生111人が“こも”を巻いた。
毎年立冬のころに行う“こも巻き”は長さ1.6メートル、幅90センチのわら編みの“こも”を下3分の1ていど折り込んで松の幹に巻き付けるもの。マツカレハの幼虫マツケムシの越冬習性を活かして、巻いたこもの中に集め、3月上旬に外し、こもごとまとめて焼却する、江戸時代から続く伝統の害虫の駆除方法。
児童は6人ほどのチームごとに分かれ、光大和森林組合の指導で作業をした。クロマツは直径60センチ以上と大きく、児童1人が両手を広げても届かないため、協力してこもを巻き付け、幼虫が逃げないようきつく縄を締める「つの結び」に苦戦しながらも取り組んだ。
伊藤虎太郎さん(8)は「こも巻きはおばあちゃんに聞いたことがあった。今日初めて見た」▽中谷心那さん(8)は「ロープで巻くのが楽しかった」▽井上涼斗さん(9)は「お兄ちゃんがやっているのをテレビで見て自分もやりたかった。今日できてうれしかった」▽姫野友里愛さん(8)は「こもが虫から松を守るのを知らなかった」▽山本梨夏さん(9)は「1人だと難しいけどみんなで協力してできた」と話した。
この日の午後には室積海岸で室積小の4年生もこも巻きを体験した。巻かれたこもは来年3月上旬に外され、焼却される。
