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【光市】天然桟敷の相撲場、21年ぶり復活 むろづみ空想計画舎が草刈り
地域光市11月3日はプレイベントで音楽会
21年間放置されて荒れていた山口県光市室積の杵崎(きざき)神社(宝迫史雄宮司)の下にある相撲場「杵崎桟敷」を地元のまちづくりグループ「むろづみ空想計画舎」(山本統代表、80人)が9月2日、除草作業を展開し、見事によみがえらせた。11月3日(金・祝)には復活記念の「桟敷の音楽会」を開いて盛り上げを図っていく。
杵崎桟敷は1921年、すり鉢状の地形を生かして階段状の桟敷を設けた相撲場として整備された。杵崎神社は風鎮の神として漁師や回船問屋の信仰を集め、毎年9月に「風鎮祭」とともに奉納相撲大会がこの相撲場で開かれてきた。
53年からは県下職域対抗相撲大会が開かれ、武田薬品光工場や米海兵隊岩国基地、相撲部があった下関市の響高(現下関北高)などから選手が出場したが、2002年を最後に休止されたままになっている。
以後は手入れがされないままで土俵に草木が生え、自然に還り、うっそうとした森同然になった。そんな現状を「計画舎」の山本さん(41)らが「ここでイベントができるように、昔の天然桟敷の相撲場をよみがえらせよう」と提案し、2日の作業が実現した。
作業には約20人が参加し、会員が持ち寄った草刈り機3台もフル稼働した。約3時間の作業で、土俵や石積みの天然桟敷が姿を現した。
山本代表は「11月3日の音楽会はプレイベントとして位置づけている。その後は市民に開かれたイベントスペースとして自由な活用を提案していきたい」と話していた。山本さんは周南市二番町の㈱徳山コーヒーボーイの取締役副社長を務めており、山本さんの人脈を通じて周南地域全体に向けた活動の広がりが期待されている。
