ニュース
地域 : その他のニュース
大卒80.6%で大幅減 来春の就職内定率 高卒者は上昇
地域その他山口労働局は2020年12月末現在の新規学卒予定者の求人・求職・就職内定状況を発表した。
大学卒の就職内定率は80.6%で前年同期と比べ6.8ポイント下がった。新型コロナウイルスの感染拡大で、企業が業績を見通せないなか新卒採用を抑制したことが響いた。特に宿泊業、航空関連の求人数の減少が大きいという。
例年3月から5月ごろに開かれる企業説明会も、新型コロナの影響で中止や延期になり、就職活動が制限されるなど学生側が対応に苦慮したことも、内定率低下の要因。
短大生は7.6%で3..2ポイント、高専生は98.5%で0.9ポイント、専修学校生は66.5%で2.6ポイント、いずれも低下した。大学、短大、高専、専修学校生の県内就職内定比率は38.6%で前年同期に比べ1.9ポイント上昇した。
新型コロナウイルスの影響で例年より1カ月遅れて10月中旬に採用選考が始まった高卒者の就職内定率は94.6%で、前年の開始月の翌々月の11月末と比べると0.9ポイントの上昇となった。選考開始が1カ月遅れたことで、学生が面接の準備に充てる時間を確保できたことが内定率が上がった要因。県内就職内定率は82.7%となり、前年11月末と比べ1ポイント上昇した。