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50キロに耐える紙の橋 全国デザコン準優勝
地域周南市山口県周南市学園台の徳山高専土木建築工学科の学生チームが、3、4日に広島県呉市で開かれた「全国高専デザインコンペティション(デザコン)」の構造デザイン部門で、見事準優勝を果たした。
デザコンは全国の土木建築系の高専生が参加。生活環境に関連する様々な課題に取り組むことで、より良い生活空間について考え、提案する力を育成する。各高専で養い培われた学力、デザイン力の成果を基に作品を競いあうことで、高いレベルの刺激を互いに与えあう機会になっている。
今回は18回目で全国から35校が参加した。同校では土木建築工学科の学生23人が4チームに分かれて校内予選を実施し、全国出場の1チームを選考した。
出場チームのメンバーは5年=浅田穂乃果さん(20)▽4年=内富駿仁さん(19)尾崎未悠さん(19)▽3年=中村綾花さん(18)▽2年=中本実穂さん(17)▽1年=広中隼輝さん(16)。1年から5年の学生がそろったチームは今コンペで唯一だった。
コンペでは、厚さの異なる数種類のケント紙を使って長さ130センチのペーパブリッジを制作した。橋の側面に穴を開けて鉄の棒を通し、そこに50キロの荷重をかけたまま、橋の上で5キロの砲丸を転がして荷重に耐えられるかどうかをテスト。どれだけ橋を軽くできたかも重要なポイントで、審査員へのプレゼンテーションも評価対象となった。
6人が手がけた橋は、「和魅(なごみ)」と名付けられ、重さがわずか288グラム。50キロと5キロの荷重に耐える橋を先に仕上げ、そこから橋の幅を狭くするなど軽量化の工夫を重ねた。幅を狭めると安定感が損なわれるため、橋を支える支点に部材を加えて横倒れしないよう幅を持たせた。
リーダーを務めた内富さんは「みんながしっかりとチームワークを発揮してくれた。準優勝にとても満足している」と話した。指導した同学科の海田辰将教授(45)は「校内予選のレベルが高く、学生が切磋琢磨して取り組んだことに、結果がついてきた」と喜んだ。
