2026年10月21日(水)

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50キロに耐える紙の橋 全国デザコン準優勝

  • 左から尾崎、内富、浅田、中村、中本、広中さん、海田教授=山口県周南市学園台の徳山高専にて

 山口県周南市学園台の徳山高専土木建築工学科の学生チームが、3、4日に広島県呉市で開かれた「全国高専デザインコンペティション(デザコン)」の構造デザイン部門で、見事準優勝を果たした。

 デザコンは全国の土木建築系の高専生が参加。生活環境に関連する様々な課題に取り組むことで、より良い生活空間について考え、提案する力を育成する。各高専で養い培われた学力、デザイン力の成果を基に作品を競いあうことで、高いレベルの刺激を互いに与えあう機会になっている。

 今回は18回目で全国から35校が参加した。同校では土木建築工学科の学生23人が4チームに分かれて校内予選を実施し、全国出場の1チームを選考した。

 出場チームのメンバーは5年=浅田穂乃果さん(20)▽4年=内富駿仁さん(19)尾崎未悠さん(19)▽3年=中村綾花さん(18)▽2年=中本実穂さん(17)▽1年=広中隼輝さん(16)。1年から5年の学生がそろったチームは今コンペで唯一だった。

 コンペでは、厚さの異なる数種類のケント紙を使って長さ130センチのペーパブリッジを制作した。橋の側面に穴を開けて鉄の棒を通し、そこに50キロの荷重をかけたまま、橋の上で5キロの砲丸を転がして荷重に耐えられるかどうかをテスト。どれだけ橋を軽くできたかも重要なポイントで、審査員へのプレゼンテーションも評価対象となった。

 6人が手がけた橋は、「和魅(なごみ)」と名付けられ、重さがわずか288グラム。50キロと5キロの荷重に耐える橋を先に仕上げ、そこから橋の幅を狭くするなど軽量化の工夫を重ねた。幅を狭めると安定感が損なわれるため、橋を支える支点に部材を加えて横倒れしないよう幅を持たせた。

 リーダーを務めた内富さんは「みんながしっかりとチームワークを発揮してくれた。準優勝にとても満足している」と話した。指導した同学科の海田辰将教授(45)は「校内予選のレベルが高く、学生が切磋琢磨して取り組んだことに、結果がついてきた」と喜んだ。

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