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110番 : 下松市のニュース
【周南】80代女性が7,054万3千円 トラブル解決名目詐欺
110番下松市昨年5月から9月にかけ、うそ電話詐欺の情報漏洩トラブル解決名目の架空料金詐欺事件で、下松市の無職の80代の女性が7054万3千円をだましとられたことが17日までに分かった。県内のうそ電話詐欺事件の被害額としては2003年以降、3番目の高額になる。
下松警察署によると、昨年5月19日、女性宅に「防犯協会のオオタニ」と名乗る男から「防犯グループを逮捕したところ、あなたの個人情報がもれていることがわかった」と話した。
さらに「B社のアオヤマ」から女性の「お客様番号」として5けたの数字を教えられ、その後「NPO法人のサナダ」から電話があり、お客様番号を教えた。
ところが、そのあと「アオヤマの上司のヤナギ」「東京の監督官庁のイチカワ」から電話があり「お客様番号を人に伝えるのも犯罪になる。あなたも逮捕される」と話し、6月19日に弁護士費用名目でヤナギから指示された銀行口座に現金4万3千円を振り込ませた。
さらにこの日から9月27日までの間、7回にわたり、保釈金や示談金名目で合計7,050万円を女性宅を訪れたイチカワの部下を名乗る男に手渡しし、だましとられた。女性は一人暮らしで、現金は預金を引き出して準備した。
年末になって容疑者たちとの連絡がとれなくなり、約束した返金もないため1月9日に下松署に届け出て被害の発生がわかった。