2026年04月16日(木)

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政治 : 光市のニュース

周南初!中3まで医療費完全無料化 一般会計206億円・新年度当初予算案2.1%増 コロナ対策は22事業、6億7千万円

  • 新年度予算案を発表する市川市長

 光市は10日、新年度の当初予算案を発表した。県企業局を通じて周南市や下松市のコンビナート企業に供給する年間約9千万円の島田川工業用水の売却益で、中学3年生までの子どもの医療費を、周南3市で初めて所得制限なく完全に無料化するなど、市川市長の4期目の意欲を鮮明にした予算編成になった。予算案は17日(水)に開会する3月定例市議会に提案する。(山上達也)

■歳出 光市駅伝中止、非公道のリレーマラソンに

 予算案は10日に市役所で開かれた記者会見で市川市長が発表した。一般会計は前年度比2.1%増の206億7千万円▽3特別会計も2.2%増の121億9,493万7千円と、いずれも微増。

 歳出のうち新規事業の目玉は中学3年生までの所得制限のない医療費の無料化。これまでは一定の所得制限のもとでの制度だった。これに伴う経費は昨年7月に開通した島田川工業用水を県企業局に売却して得られる年9千万円の収益を充てる予定。市川市長は「この収益は市民の目に見える形で生かしたいと考えていた。すべての子育て家庭が安心して子どもを生み、育てられる環境を整備したい」と話した。

 新型コロナウイルス感染症関連は22事業の6億7,345万8千円。うち2億3,449万1千円はワクチン接種事業、2億7,627万3千円は市民1人5千円の市民生活・地域経済応援商品券発行事業。商品券発行は今年度に続いて2年連続になり、地域経済の一層の浮揚が期待される。発行時期は今後検討していくという。

 そのほかの事業では2年連続で中止になった光市駅伝に代わる「HIKARIリレーマラソン」を大和総合運動公園の周回コースで開催するために99万7千円を計上。国道188号をコースに含んで開催するには警備や整理の人員配置に限界があるためという。合併前から64年の歴史を刻んだ光市駅伝は、一昨年1月開催が最後になった。

 ほかに三島コミュニティセンター整備計画策定(1千万円)▽塩田コミュニティセンターと塩田小の複合化へ改修工事(2,230万円)▽防災指令拠点施設の基本・実施設計と土地購入(1億5,028万1千円)▽QRコードつきカード配布の徘徊高齢者等見守りネットワーク事業(55万4千円)▽外国人児童の日本語学習支援事業(37万1千円)▽胃がん・前立腺がん検診の初年度自己負担無料化(307万2千円)▽地域公共交通計画策定(900万円)▽市営バス車両更新(523万2千円)▽徳山下松港開港100周年記念事業負担金(49万8千円)などがある。

 特別会計は国民健康保険57億2,779万2千円▽介護保険53億6,325万7千円▽後期高齢者医療11億388万8千円。

■歳入 財調基金残高は19億7千万円に

 歳入のうち自主財源が占める比率は43.9%。個人市民税が個人所得の減少などで前年度比2.6%減の24億8,434万4千円▽法人市民税も企業収益の悪化や法人税割の税率引き下げなどで24.3%減の3億3,082万6千円。いずれも新型コロナウイルス感染症の影響が大きい。

 これに対して基金からの繰り入れは73.4%増の4億9,646万8千円に達した。新年度末の財政調整基金の残高は19億774万1千円の見込み。

 市債は16億8,500万円で1.7%減。市債残高も2.3%減の233億7,520万円を見込んでいる。

 財政指標は経常収支比率が103.9%で前年度比0.2ポイント悪化。単年度の財政力指数は65.1%で1.3ポイント低下している。その一方で実質公債費比率は7.0%で1.3ポイント改善された。

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