2022年01月24日(月)

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政治 : 光市のニュース

ボーダーラインは6〜7千票台? 告示まで半月・知事選と同時選挙 上関原発「進めるべきではない」全員一致

 28日(金)告示、2月6日(日)投票の山口県議選光市区補選(欠員1)は、新人3人による前哨戦が熱を帯びている。告示まで半月を切った3陣営の状況を追った。

 この補選は非自民の秋野哲範県議(60)の病気辞職に伴うもの。秋野氏の県議選を長く支えてきた元連合山口事務局長の山近和浩氏(57)=岩狩=が昨年6月10日に出馬を表明したのに続いて、昨年7月10日には一昨年10月の市議選で初当選したばかりの清水祐希氏(35)=島田=が自由民主党公認で出馬を明らかにした。

 さらに昨年11月8日には昨年の市長選で1万2,517票を獲得し、現職の市川熙氏に1,799票差まで迫った元市議の磯部登志恵氏(62)=室積松原=も出馬を表明し、三つ巴の構図になった。

 20日(木)には一足早く県知事選が告示され、県知事選、県議補選とも2月6日が投票日だ。

(山上達也)

市議らと街頭演説する清水氏(左から3人目)=1日・国道188号相生町交差点

清水氏 自公連携、若さと行動力前面に

 元日の1日、清水氏は朝から国道188号の相生町交差点▽島田の守田家具前▽市役所前で街頭演説に臨み、市議会の中本和行議長や笹井琢、萬谷竹彦議員、公明党の仲小路悦男議員らが同行した。

 その後も連日、後援会スタッフと自転車に乗って政策ビラのポスティング活動を展開。選対本部長の河野亨県議は「絶対に負けられない戦い。何が何でも清水君を勝たせたい」と力を込めている。

 昨年10月の衆院選比例区で、清水氏を公認する自民党は光市内で1万771票、清水氏を応援する公明党は3,146票を獲得している。清水陣営は両党の支持層を固めるとともに、清水氏の若さと行動力を前面に出し、無党派層からの支持獲得に力を入れる。

後援会役員会であいさつする山近氏=6日・山近事務所

山近氏 秋野氏得票数を目標に支持拡大

 6日は山近氏が年明け初の後援会役員会を三井の後援会事務所で開いた。弘紘一郎後援会長は「秋野前県議の意思も政策も、継ぐのは山近氏以外にない」ときっぱり。陣営には秋野氏の後援会事務局を長年担当してきた人も多く「取りこぼしがないようにもう一度点検を」と確認した。

 山近氏は支持者宅や地域の集会所などで10人〜30人単位のミニ集会をこまめに開いている。年末には後援会だよりを発行し、情報誌に折り込む形で市内全域に配布した。後援会顧問の松岡満寿男氏夫妻とのスリーショット写真も掲載した。

 秋野氏は2015年4月の県議選で8,745票を獲得して当選しており、山近氏もこの得票数を目標に支持拡大を展開していく。

必勝祈願祭に臨む磯部氏=10日・早長八幡宮

磯部氏 インターホン越しのあいさつ回りに

 磯部氏は10日、地元の室積の早長八幡宮で必勝祈願祭を開いた。コロナ対策のため磯部氏本人のほか、顧問の加賀美允彦元市議ら後援会役員5人のみが参加した形で営まれた。

 磯部氏は現在、あいさつ回りが主な活動で「コロナ禍もあってインターホン越しのごあいさつのみとし、リーフレットを後でご覧いただくことをお願いして郵便受けに入れている。相手に寄り添う対応を頭に入れて進めていく」と話している。

 そのほか支持者の自宅に知人を集めてもらうミニ集会も開いているが、大規模な集会は自粛しているという。

 磯部氏は一昨年の市長選で獲得した1万2,517票が目標。コツコツ積み上げる草の根戦術で必勝を目指して奮闘している。

県知事選と相乗効果?

 3人とも政策的に大きな違いはなく、上関原発建設計画も3人とも「進めるべきではない」と一致。当選者が県議会の場でもこの「非原発」発言に基づいた言動をとるのかが注目される。

 一方、選挙戦のボーダーラインは投票率を45%と想定した場合、6千票〜7千票台になりそう。同時選挙となる県知事選挙との相乗効果で、各陣営ともどこまで支持が伸ばせるかが注目される。