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政治 : 下松市のニュース
立つ?座る? 誰のために… コロナ禍の“着座質疑”で問答 市長が説得に乗り出すも応じず
政治下松市「座って質疑をしていただけませんか」「腰を折って座るわけにはいきませんよ」―こんなやり取りが山口県下松市の下松市議会の22日の一般質問の再質問の冒頭で展開された。新型コロナウイルス感染症対策のため、本会議場では壇上を除いて質問席や執行部席での発言は着座で進めることが15日の議会運営委員会(中谷司朗委員長)で大方の賛同で決まったが、これに反対した日本共産党の議員は起立して質疑をする姿勢を貫いた。(山上達也)
■「発言は全身でするものだ」
「着座質疑」は15日の議運委で中村隆征議長が提案し、新生クラブ、政友会、鐵、公明党は賛成したが、日本共産党は「発言は全身でするものだ」として反対したものの、大方の賛同で「着座質疑」に決まった。
しかし同党は議運委の規則に「議運委の運営は、意見の調整を図り、集約の上、出席者全員の同意を得るよう努めるものとする」とあることを理由に「我々の反対意見がある以上、この決議には応じられない」と反発した。
同市議会の日本共産党議員は渡辺敏之氏と田上茂好氏の2人。22日は4議員が質問に立ち、1人目の矢野忠治議員(鐵)、2人目の近藤則昭議員(無所属)、4人目の浅本輝明議員(政友会)は質問席では着座で質疑をしたが、3人目の田上議員は質問席で立って質疑。中村議長が「コロナ対策のため執行部も着座のまま答弁しています。ご理解下さい。田上議員も議運委の申し合わせ通り、着座で質疑をしていただけませんか」と要請した。
ここで国井益雄市長が発言を求め、田上議員が事前に通告のない質問をしたにもかかわらず担当部長が答弁したことを引き合いに「うちの部長も通告外にもかかわらず、折れて答弁しました。田上議員も折れて、議運委で申し合わせをされた通り、着座での質疑をお願いできませんか」と頭を下げた。
田上議員は「こんな議会、恥ずかしいですよ。腰を折って座ってやれと言われても困ります。続けさせて下さい」と立ったままの質疑を続けた。
この直後、金藤哲夫議員(鐵)は「着座して質疑しなさいよ」と田上議員に向かって抗議し、退席した。金藤議員は田上議員の質疑が終わるまで議席に戻ることはなかった。
■渡辺議員「議運の異論排除まずい」 金藤議員「市民に寄り添う姿勢を」
「着座質疑」を議運委で申し合わせた理由は、マスクをしているとはいえ、立って質疑をすると飛沫が飛沫防止のアクリル板を飛び越える恐れがあるからだ。
日本共産党の市議団長でもある渡辺議員は取材に「異論を排除し、表現の自由を奪うものだ。全員の同意を得るよう努めると定める議運委の規則に反している」と反発。抗議の退席をした金藤議員は「着座質疑はコロナ禍で苦しみ、つらい思いをしている市民に議会として少しでも寄り添おうと申し合わせたものだ」と述べ、両議員の姿勢を批判していた。
25日(金)に一般質問に立つ渡辺議員も、質問席では立って質疑をする予定だ。なお、周南3市では、質問席で着座したまま議員などが発言するのは下松市だけで、周南市、光市は立って発言し、周南市は議員席などにアクリル板も設置していない。
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