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政治 : 下松市のニュース
【山口県】[下松市議選・激戦区を歩く①]女性過去最多36年ぶり20代登場 4月3日告示・地区ごとに前哨戦分析
政治下松市20議席を25人前後で争う構図と見られる山口県下松市の下松市議選(4月3日告示、10日投票)の告示まで9日。告示直前まで無投票が濃厚だった過去2回に比べて今回は12年ぶりの激戦である上に、女性が過去最多の4人を占め、36年ぶりに20代の立候補予定者も登場して、話題に事欠かない前哨戦になっている。
立候補予定者は各地域でどんな運動を繰り広げているのか。記者が実際に現地を歩いて得た最新情報から、前哨戦の側面を分析していく。(敬称略=山上達也/各地区の人口は2月末現在)
◆中央地区(人口=1万5,848人)
中央地区からは現職6人、新人4人計10人が出馬を表明。それぞれ出馬の背景や支持母体は多彩だが、居住地別では旗岡に3人、駅南と栄町に各2人が集中しているのが注目される。
浅本輝明氏 旗岡の候補乱立に危機感
浅本輝明氏(72)=無所属・現=は1期目。旗岡在住。下松工高卒。市議ではただ一人の防災士で市防災士会事務局長を務める。豊富な人脈で支持を固める一方、旗岡からの候補乱立に危機感を募らせて引き締めている。後援会長は内冨守元市議。前回は8位で954票だった。
磯部孝義氏 初の「連合一本化」で拡大
磯部孝義氏(58)=無所属・現=は3期目。桜町在住。支持母体は日立労組笠戸支部と日立ハイテク労組笠戸支部だが、今回初めて連合山口推薦が磯部氏だけになったメリットを生かし、かつて独自候補がいた東洋鋼鈑や中国電力の労組にも支持拡大を図る。前回は6位で1,252票。
近藤龍志氏 転入者視点で政策提言
近藤龍志氏(34)=無所属・新=は駅南在住。横浜市出身で、川崎市の住吉高、国士舘大政経学部卒。下松市には昨年転入したばかりで、駅南の飲食店「福春波男」に勤務。34歳の若さを強調し、転入者の視点での政策提言や新しいまちづくりを訴えていく。告示後は自転車で遊説する。
斉藤マリ子氏 厚い人脈で支持積み上げ
斉藤マリ子氏(70)=無所属・新=は栄町在住。熊毛北高卒。1975年に栄町でレストランを創業し、現在は星プラザ1階で喫茶オリエンタルを経営。下松飲食業協同組合理事を務めた業界内での経験や、厚い人脈で支持を着実に積み上げ、当選圏突破を目指している。
武居隆太郎氏 若さと母子家庭出身を強調
武居隆太郎氏(27)=無所属・新=は旗岡在住。華陵高、富山大経済学部卒。県外の会社勤務を経て、現在は家庭教師。立候補予定者中、27歳という最年少の若さをアピールし、母子家庭に育った経験から「すべての子どもに平等な機会を与えたい」と訴えている。
原田真雄氏 コロナ対策の実績アピール
原田真雄氏(68)=無所属・現=は1期目。駅南在住。下松高、同志社大商学部卒。前下松飲食業協同組合理事長で、現在は下松旅館組合の組合長。街の「灯」や活気を消すまいとコロナ禍での飲食業の苦境解消を訴えた実績を強調して2期目を目指す。前回は16位で621票だった。
藤井洋氏 3期の実績で地盤固め着実
藤井洋氏(58)=無所属・現=は3期目。西豊井殿ケ浴在住。下松高卒、広島工大工学部中退。東柳の自動車修理販売業「ホンダセンター下松」社長。3期の実績を訴えて地盤を着実に固め、地域の有力者である父の実芳さんの人脈も生かして支持を広げる。前回は9位で864票だった。
松尾一生氏 新人乱立で引き締め懸命
松尾一生氏(61)=無所属・現=は4期目。古川町在住。下松高、広島大法学部卒、放送大大学院修了。前回は投票率が低下した中でも地道な日常活動で大きく得票を伸ばしたが、今回は新人乱立による危機感を前面に出して引き締めに懸命だ。前回は5位で1,317票だった。
守田文美氏 若さと弁護士の視点訴える
守田文美氏(37)=無所属・新=は栄町在住。徳山高、立命館大法学部、同法科大学院卒。25歳で司法試験に合格した弁護士で、若さとともに法律の専門知識を生かして弱い立場の人を守る活動を訴える。伯父の守田宗治県議の存在も大きい。後援会長は元笠戸島郵便局長の田中宏明氏。
矢野忠治氏 弱者救済重視の政策強調
矢野忠治氏(70)=無所属・現=は1期目。旗岡在住。大分県中津南高卒、帝京大経済学部中退。前回の市議選では告示3日前に出馬を決めて無投票を阻止した。今回も本業のスーパーの業務のかたわら、生活困窮者の救済など弱者重視の政策実現を訴える。前回は17位で594票。
