2025年11月19日(水)

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政治 : 下松市のニュース

【山口県】[下松市議選・激戦区を歩く③]

◆花岡地区(人口=約1万3千人)

 伝統的な激戦区の花岡地区からは今回も現職5人と新人1人が立つ。現職はいずれも百戦錬磨のつわものぞろいで、地区外に積極的に支持を広げて火花を散らしている。

金藤哲夫氏 厚い人脈と豊富な日常活動

 金藤哲夫氏(75)=無所属・現=は6期目。生野屋在住。下松工高卒。組織によらない草の根戦術で毎回上位で当選してきた。保護司、花岡公民館運営委員会会長、市バドミントン同好会長など活動の幅は広く、厚い人脈と豊富な日常活動が支持拡大の柱だ。前回は3位で1,469票だった。

近藤康夫氏 政策通アピールで支持層拡大

 近藤康夫氏(64)=無所属・現=は8期目。生野屋在住。下松高、早稲田大教育学部卒。松下政経塾卒。現在は市議会副議長を務めている。ここ3回は連続して得票を減らしており、政策「生活理想都(リゾート)」の浸透で支持層の拡大を目指している。前回は19位で543票だった。

中村隆征氏 支持者高齢化で引き締め

 中村隆征氏(75)=無所属・現=は4期目。末武上在住。下松高、中央大経済学部卒。現在は市議会議長で、地元では稲穂祭「きつねの嫁入り」実行委員長など地域の文化継承活動に熱心に取り組んでいる。支持者の高齢化が進んでおり、引き締めに懸命だ。前回は15位で628票だった。

永田憲男氏 コロナ禍の暮らし安定強調

 永田憲男氏(70)=無所属・現=は3期目。南花岡在住。下松高、学習院大法学部卒。栄町で割烹「こうもり」を経営し、全国飲食業生活衛生同業組合連合会の副会長を務めた。コロナ禍での飲食業振興や市民の暮らしの安定に尽くした実績を訴えている。前回は7位で1,002票だった。

堀本浩司氏 新人柳瀬氏と上位当選目指す

 堀本浩司氏(58)=公明党・現=は4期目。生野屋西在住。広島県府中町出身で徳山大経済学部卒。これまでに議会運営委員長や下松高PTA、下松工高PTAの会長を務め、現在は保護司も務める。今回は新人の柳瀬秀明氏と共に上位当選を目指す。前回は2位で1,493票だった。

三浦徹也氏 介護福祉士の経験生かす

 三浦徹也氏(41)=無所属・新=は末武上在住。下松高、九州共立大経済学部卒。特養「ほしのさと」などに介護福祉士として勤務した。同級生の森繁哲也県議の選挙戦には14年前の初陣から参加してきた。後援会リーフレットでは子育て支援や高齢者福祉の充実を訴えている。

◆久保地区(人口=約9,100人)

 久保地区からは現職と新人各1人が立つ。5期務めて今期で引退する近藤則昭氏が前回獲得した649票の行方が焦点。近藤氏はとくに後継指名をしていないため地区外からの切り込みも激しく、行方が注目される。大きな政治的影響力を持ち続けた故井川成正前市長の地元でもある。

森 良介氏 PTA、おやじの会の会長経験

 森良介氏(52)=無所属・新=は東陽在住。笠戸島深浦出身で、桜ケ丘高、第一経済大経済学部卒。東陽小PTA会長、久保中PTA会長、東陽おやじの会会長を経験し、現在は造園業のかたわら切山歌舞伎保存会副会長で活動している。後援会長は林孝昭元市議会副議長が務めている。

山根栄子氏 福祉保健政策の充実訴え

 山根栄子氏(51)=幸福実現党・現=は切山在住。熊毛北高、美萩野保健衛生学院卒。歯科衛生士で、前回の市議選では中国5県で同党初の当選者となった。地元の切山歌舞伎保存会で活動し、今回は健康寿命の延伸など福祉保健政策の充実を訴える。前回は11位で819票だった。

(おわり)

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