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読者の声 : 下松市のニュース
[読者の声]
読者の声下松市《花より選挙》
今回の下松市議選は無投票と思っていた。1日、ある候補の出陣式会場で急きょ候補が現れたと知る。その候補の世話人は候補の家主でないかとのうわさも聞いた。候補はテナント、店の経営者で、私も時々その店に行くので顔はよく知っているが、ものを言ったことはなかった。
花を見てからと思ったが、その足で店の方に向かった。店の隣りの家主の家の前に、家主がちょうど立っていたので聞いてみると、自分もたった先刻、本人から聞いたばかりで、今、供託金を納めに行っているという。その場で待つこと1時間、本人の車が帰ってきた。見るといつものサンダル履き、トレードマークの大きな前かけ、頭に巻いた布(?)こそなかったが、顔はピカピカのシェイプアップ。別人に見えた。
尋ねてみると、2週間ばかり前から柳井の市議から出馬を勧められてはいたが、無投票はイカン。今から供託金の領収書を持って市役所に行ってくると言って別れた。あっぱれ、まぶしかった。
すかさず、家主もここを事務所に使いなさいと目の前で空き店舗の雑品をすぐにしまい始めた。が、中盤、事務所に特大の選挙事務所の看板がかかげられたが、中は空のままだった。
事業用の軽四輪が選挙カーに、横に大きなポスターが描かれていた。選挙ポスターは漫画チックで出色だった。そうそう、この候補は漫画本の収集家とどこかで読んだことがある。
今回はお陰で選挙に行けた。重なる無風選挙、なんとかならないか。ある候補は選挙が終わったらこの漫画愛好家にお礼に行くと演説会で話していた。これもエライ。選挙の結果はまだ聞いていない。=下松市栄町、無職、近藤坂良(米寿)