2026年06月26日(金)

コラム「一言進言」

新市長の新副市長に期待

~もう失政は許されない~

■選挙による市長交代劇はそんなにない。下松市の河村憐次市長は、合併慎重派の井川成正前市長に敗れた。周南市は島津幸男元市長に続いて木村健一郎前市長が現職で敗れた。ここのところ多すぎる。河村氏は82歳の出馬で無理があった。当時1歳年上の県議から、あんたはまだ俺より若いから出馬を、と促されての立候補との逸話も残った。一方破った井川氏は、最後は86歳で日本最年長の市長になった。
■島津氏は決断も早く、何か変革をしてくれると期待はされたが、百条委員会が設置されるなど疑惑が付きまとい失脚した。木村氏は真面目で、実直さが際立って1期目は安定感も見せたが、2期目後半から度々議会で陳謝する場面が見られ、信頼を失って行った。「しゅうニャン市」騒動は、議会では僅差で通過するなど強引な姿勢が目立ち、反発する市民も増えた。丁寧な説明がおろそかになって、敗北に至った。
■市長は一人ではすべてを掌握できない。副市長に誰を置くかが大きなポイントだ。合併以来、周南市は旧新南陽の職員が副市長を務めた。市長を守り、行政マンの頂点に立つ副市長の役割は大きい。時には体を張って市長の提案を止める勇気も必要だ。また、議会や、市民団体などと対外的な付き合いがうまくできないと、市政を潤滑に動かせない。小川市政を支えたのは、当時助役だった林保人氏だった。
■林氏は、議会への根回し、行政の陰の部分の処理など、裏舞台を見事に仕切っていた。もう時効だが、競艇場がらみで全国版並みのネタが入った。林氏はわが社に来て、「書かんと言うまで帰らん」と座り込んでしまった。確かに公になると競艇場は閉鎖になるかも知れなかった。丸一日の座り込みに音を上げたのは私だった。再発防止を確約して帰ってもらった。
■市長だけは選挙で選ばれる。市長の方針を形にして、実行するのは副市長はじめ事務方の仕事だ。木村市政ではここ2年間陳謝する場面が多かった。副市長とその仲間たちが中枢部を握っていたが、その失敗で陳謝することは普通あり得ない光景だ。反省の色も見えない副市長たちを放置してきた責任はもちろん市長にあるが、人事権を行使する難しさも露呈した。
■周南市は副市長に県庁幹部を招くことになる。優秀な人物だそうだが、果たしてどんな采配を、気配りをしてくれるだろうか。周南市は1,400人近い職員を抱える大組織だ。職員が生き生きと働ける環境を作るセンターに副市長がいる。議会対策、市民との対話など市長を支えて、前に進む周南市の要になりうるか。注目の人事だ。もう失政は許されない。

(中島 

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