2026年06月25日(木)

コラム「一言進言」

どうなる再開発

~地域一体で盛り上がれるか?~

■ 周南市の中心市街地を元気にするため何が必要か。ずいぶん前から色々な場所で、様々な人たちが語ってきた。実際町が元気になったと実感できることはなかった。町中イベントもずいぶん増えた。マルシェなど多くの人たちの力で人を集めた。駅ビルもイベントを開催するたびに多くの人を集めた。だが、何もない土日の町中は、どんどん閑散としている。

■ 若者は遊ぶところがないと言い、シニア世代は買い物するところがないと嘆く。近鉄松下百貨店がなくなって、シニア世代は町に出る用事が無くなった。北海道展などの催しがあると、多くのシニア世代が町に出た。もちろん県内の商店街は悲惨な状況だ。下関のシーモールも大改修、新たなスタートを切ったが、関係者に聞くと大変そうだ。H&Mも出店しているが、なんと家賃無料だそうだ。

■ 全国の商店街復活の成功例は数少ない。物販は特に難しい。通販だけでなく、ネット社会が浸透、小売店の苦戦は著しい。成功例の多くが食べ物系だ。美味しいお店が立ち並ぶと消費者も集まる。ここ旧徳山市でも、テアトル18番街の洋食屋「アラスカ」やうどんの「くうかい」などは連日行列が絶えない。

■ 高い駐車料金を払ってまで商店街に出向くには、相当の理由が必要な時代だ。町を歩いて楽しくさせるのは至難の業だ。旧態以前の商店を見に歩く人は少数になった。ネットでも手に入らないような品ぞろえが要求されている。パンマルシェなどが人気なのは、そういうことだろう。

■そんな中、徳山駅前で再開発が進んでいる。それはとても良いことだが、これで失敗して「やっぱり町はだめだ」「やっぱり周南市はだめだ」と市民が感じたら、周南市に帰る若者もいなくなる。そうとうな緻密な戦略が要求されている。既存の商店街はどう取り組むのか、地域一体となって盛り返す動きになるのか。高い駐車料金を払ってまで出て行こうとなるのか。

■ 問題は商業施設の運営だろう。果たして市民が喜ぶ店舗がどれだけ出店するのか。まだまだ白紙の状態だが、大手資本による再開発でないだけに、担当者の苦悩は計り知れない。35億円もの血税が投入されるだけに、市民の目も厳しいだろう。多くの知恵を借り、市民の絶大な協力を得ることも大事だ。再開発に踏み切った勇気はすごいが、背負うものも重い。商店街の今後を決める大事業だ。

(中島 

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
出光興産

出光興産徳山事業所は、エネルギーと素材の安定供給を通じて産業や暮らしを支えています。環境負荷低減や安全操業に取り組み、地域とともに持続可能な社会の実現に貢献していきます。

西京銀行

【取扱期間 2026年4月1日~2026年9月30日まで】お預け金額10万円以上。手続き不要!さいきょう定期預金の金利で満期後自動継続。詳細は西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。